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幻想的! 京浜工場夜景クルーズコースを、ロータス「エキシージSロードスター」で周回する【妄想首都高ループドライブ】

くるまのニュース / 2020年5月12日 19時10分

COVID-19の影響で、ドライブに出かけず自宅で過ごしている方へ、かつて試乗したライトウェイトスポーツでの妄想ドライブをお届け。ドライブコースは、比較的交通量が少ない首都高速神奈川6号川崎線と5号大黒線を、湾岸線と横羽線でつなぐ首都高ループルート。工業地帯だからこその夜景が美しいコースだ。試乗したのは、ロータス「エキシージSロードスター」。この通好みの夜景スポットのルートは、コロナ明けの深夜のドライブに、最初に走ってみたいコースだ。

■深夜の臨海工場エリアは、隠れた夜景スポット

 ロータス「エキシージS」のロードスター版。しかもトランスミッションはAT。

 ひと昔前ならとても信じられないような組み合わせだが、実はそこには求められる理由があった。首都高速をストイックに風を感じて走りこむためのクルマが、ロータス「エキシージSロードスター」だ。

 大黒PAを起点にK5、神奈川5号線から生麦JCTでK1神奈川1号線へ、そして大師JCTでK6神奈川6号線に入り、川崎浮島JCTから湾岸線に入ることで、大黒PAに戻ってくることが可能となるルートだ。

 東京湾の風景をたっぷりと楽しむことができるのに加えて、大黒PAでは方向転換も可能なので、逆方向の周回もできる。そのため純粋にドライブを楽しみたいという人は、大黒PAをベースキャンプにするともろもろ便利である。

●エキシージのオープンモデルで、ストイックに風と同化する

 東京には空がないという──これは有名な高村光太郎の詩の一節だ。では、最近のオープンカーには果たして空があるだろうか。

 最近のオープンカーは、スイッチひとつで簡単にルーフは折りたたまれ、手軽にオープンエアが手に入るようになった。クローズドにしたら暑さ寒さともまったく無縁。雨が浸水することもない。

 加えて風の巻き込みなども非常に上手く抑えられるようになった。

 しかし、少しくらい不自由を強いられる方がかえって楽しいと思えるのが趣味の世界である。自らの手で取り外す布製のルーフは、オープンエアを手に入れるひとつの儀式。それだけに頭上の空を手に入れた実感が湧いてくるというものだ。

 ロータス「エキシージSロードスター」は、極めてプリミティブなクルマだ。稀に見る、風と路面を感じることができるクルマかもしれない。

 このエキシージSロードスターには、大黒PAを起点として、走行車の少ない神奈川5号大黒線と神奈川6号川崎線をループするルートがいいだろう。助手席には誰も乗せず、ストイックに走るのがよく似合う。夜も煙を吐く工場群の夜景は、ストイックさをさらに引き立ててくれるはずだ。

 今回セレクトしたのはマニュアルでなくAT。エキシージSの場合、マニュアルで操作する楽しさも当然あってよいが、ハンドリングに集中するという一点に置いてはATの方が有利だ。

 つまりATの方が、公道ならなおさらドライブに集中できるストイックなクルマということになるのかもしれない。

stage 06:ストイック周回コース/B〜K6〜K1〜K5周回stage 06:ストイック周回コース/B〜K6〜K1〜K5周回

●ストイック周回コース/B〜K6〜K1〜K5周回

・難易度:★★★★★★★☆☆☆
・景観度:★★★★★★★☆☆☆
・デートドライブ度:★★★★★☆☆☆☆☆
・ストイック度:★★★★★★★★★☆
・距離:約31km/1周
・所要時間:30分/1周
・オービス情報:■神奈川1号横羽線・下り方面(神奈川県川崎市川崎区浜町2丁目付近・浜川崎の先)

 日中でも交通量の少ないK5とK6を走るルートは、ひとりでストイックに走り込むのにもってこいのルートだ。大黒PAを上手く使って、内回りと外回りで交互に走ることも可能。ただし、大黒PAは突如閉鎖されることもあるので注意。

■通行量の少なくなったルートで、ストイックにドライブする

 ロータスが、モータースポーツの世界で培ったエンジニアリングをフルにフィードバックして完成させたのが、このエキシージSだ。

 軽量で高剛性な、アルミニウム製のモノコックタブを基本構造体とし、リアミッドには3.5リッターのV型6気筒スーパーチャージドエンジンを搭載する。

 ちなみにこのエンジンのベースは、トヨタから供給されるものだ。注目の最高出力は350ps。ミッションは6速MTと6速ATの選択が可能である。

 オープン仕様のロードスターは、車両重量では1170kg(6MTモデル)と、クーペよりも10kg軽量なスペックとなる。最高速は233km/hをスペックシートに掲げている。

 オールグラスファイバー製のボディを採用するなど、ライトウェイトへの取り組みが徹底した1台だ。

深夜の首都高速をストイックにドライブするには、ロータス・エキシージSロードスターほどピッタリのクルマもない深夜の首都高速をストイックにドライブするには、ロータス・エキシージSロードスターほどピッタリのクルマもない

●PRICE:1022万7600円(新車当時)

 アルミ押し出し剤により形成されるタブをメインに構成されるシャシにより、車重は1170kgという軽量さ。コアバリューは軽さだ。

●POWER:350ps

 3.5リッターのV型6気筒エンジンにはスーパーチャージャーが備わる。最高出力は350psで、パワーウエイトレシオは3.34kg/psを誇る

●SOUNDS:★★★★★★★☆☆☆

 トヨタ製のエンジンはサウンドを愉しむといった趣ではないかもしれないが、速度が増すにつれてマシンとの一体感を楽しめるクルマであることは間違いない。

●女子ウケ度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

 見るからに女子に敬遠されそうなオープン2シーターの典型かもしれない。助手席に乗った人は、女性でなくともよほどのクルマ好きでない限り幸せにはなれないだろう。

●ストイック度:★★★★★★★★★★

 ドライビングそのものを純粋に楽しむには、これほどピュアなクルマは、そうそうないだろう。対話のできるクルマである。まさにオトコの趣味グルマ。

●総合評価:★★★★★★★★☆☆

 絶対的な速さや快適性などを求めなければ、エキシージSロードスターほどオープンエアなカーライフを満喫できるクルマも数少ないだろう。

川崎の工業地帯は夜景が美しく、撮影ポイントである川崎の工業地帯は夜景が美しく、撮影ポイントである

Lotus Exige S Roadster
ロータス エキシージSロードスター
●最高出力:350ps/7000rpm 
●最大トルク:400Nm/4500rpm 
●0ー100km/h加速:3.9秒
●最高速度:233km/h
●価格:1022万7600円(新車当時)

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