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1人で乗るには十分! 中古なら50万円以下で買える「足グルマ」5選

くるまのニュース / 2020年8月23日 6時10分

クルマは安い買い物ではありませんが、選び方次第では超お手頃価格で手に入れることができます。通勤や通学用として「足グルマ」を探している人に、中古車なら50万円以下で購入できるオススメモデルを5台ピックアップしました。

■コミコミ50万円以下!? 気軽に乗れる足グルマ

 ソーシャルディスタンスの確保が必要な昨今の状況では、マイカー通勤が見直されています。しかしクルマが欲しくても、予算を考えるとなかなか手が出ないという人もいるのではないでしょうか。

 ところが中古車のなかには、格安プライスにも関わらず、満足できるクルマがたくさんあります。

 そこで今回は、1人で乗るには十分快適で、しかも50万円以下でも買える「足グルマ」を5台ピックアップして紹介します。

●日産「キューブ」

 1990年代の軽ハイトワゴンブームを受けて、「マーチ」をベースとしたコンパクトハイトワゴンとして1998年に登場したのが日産「キューブ」です。

 初代はシンプルなスタイリングが特徴で、全長3750mm×全幅1610mm×全高1625mmと、直接的なライバル達よりも全高の高さが際立つ存在でした。ちなみに搭載されるエンジンは1.3リッターエンジンのみでした。

 スペースにこだわったキューブが、個性的に生まれ変わったのは2002年の2代目からです。スクエアでも角が取れた独自のスタイリングとし、左右非対称なバックドアを採用。

 まるでボディと一体化されたオーバーフェンダーのようなホイールアーチなど個性的なデザインとなり、初代モデル以上の人気を獲得しています。

 また、ソファのような掛け心地のフロントベンチシートを採用し、リビングルームのような快適性が話題になりました。

 なおこの2代目は、ベースとなるマーチもフルモデルチェンジしたことから、マーチと同じ1.4リッターエンジンを搭載し、後に1.5リッターエンジンも追加されています。

 2003年には3列シート7人乗りの「キューブキュービック」も登場し、コンパクトミニバンとして話題となりました。

 2008年には、各部をブラッシュアップさせた3代目へと進化。2代目の特徴でもあった丸目2灯のヘッドライトが横長のグリル一体式へと変更になりましたが、使い勝手の良いスクエアなフォルムを踏襲し、緩やかな曲線を多用したボディラインとなります。

 2012年のマイナーチェンジを経て2019年に生産が終了するまで11年ものロングセラーとして、すっかり街の風景に溶け込んでいました。

 キューブは、コラムシフトやフロントベンチシートを採用しており、車内での移動も楽におこなえ、スクエアなボディは見切りも良く運転のしやすさも特徴です。

 2008年から2012年までの3代目の初期型なら車両価格が10万円を切る中古車も多く、コミコミ20万円で購入することができます。ただし、年式なりの劣化や過走行な物件があるところは致し方ないところです。

 足グルマとしては、1人分の快適空間があれば十分といえますが、キューブに関しては大人4人が乗っても余裕があり、また1.5リッターエンジンはパワーも必要十分で、週末のレジャーにも活用できる、魅力的なモデルだといえます。

●スズキ「スイフト」

 足グルマとはいいつつも、ある程度の長距離を走ったり、快適な居住空間が欲しい人は、コンパクトカーを選ぶというのも手です。

 しかし最新のリッターカークラスは魅力的なモデルも多く装備も充実。しかしその分、お値段も張ってしまうのが痛いところ。

 それなら、少し型落ちしたコンパクトカーを選んでみてはどうでしょうか。なかでもオススメしたいのが、スズキ「スイフト」です。

 2000年に登場した初代スイフトは、「ワゴンRプラス」とプラットフォームを共用し、2009年まで製造された軽SUV「kei」のサイドパネルやドアパネルなどを流用して開発されました。

 1.3リッター直列4気筒エンジンを搭載し、少し車高を上げたクロスオーバー的コンパクトカーです。

 全長3615mm×全幅1600mm×全高1525mmとコンパクトサイズの5ドアハッチバックボディで、2002年に登場した廉価グレード「SE-Z」は当時の新車価格で79万円からという驚異的な安さが特徴でした。

 スイフトが魅力的なコンパクトカーに生まれ変わったのは、2004年に登場した2代目からでしょう。洗練されたデザインを採用し、内外装の質感を大幅にアップさせて、スズキの世界戦略車らしいコンパクトカーへと進化しました。

 さらに2010年には新たなプラットフォームを開発し、ホイールベースの延長やトレッドの拡大した3代目へと進化し、商品力を高めています。

 足グルマとしては、2代目が狙い目です。中古車市場価格は10万円以下、税金などの支払い合計でも20万円前後という格安ぶりです。

 軽自動車より1ランクも2ランクも上の車格は、やはり長距離になるほど乗っていて疲れ方が違います。

 なお、2010年から2016年まで生産された3代目スイフトでも30万円前後からで探せます。予算に余裕がある人や、少しでも新しいほうがいい人はそちらを狙うのもアリだといえるでしょう。

●トヨタ「パッソ」

 トヨタの普通車でもっとも小さなモデルが「パッソ」です。企画とマーケティングはトヨタが、設計や開発はダイハツがおこない、初代は2004年に登場しました。ダイハツでは「ブーン」として販売されています。

 全長3600mm×全幅1665mm×全高1535mmというハイトワゴン的な5ドアハッチバックとなっており、エンジンはダイハツ製の1リッター直列3気筒と1.3リッター直列4気筒エンジンを搭載しています。

 パッソ最大の特徴は、コンパクトなボディサイズでも初代「ヴィッツ」を上回る居住空間を確保しながら、軽自動車並みの最高回転半径(4.3m)を実現している取り回しの良さです。

 コラムシフト(4速AT)の採用によってセンタートンネルを設置する必要がなくなり、広い居住空間を確保できたというわけです。

 2010年に2代目へとフルモデルチェンジ。細かい収納を豊富に設定するなど、企画の段階から女性目線での作り込みがなされているのが特徴です。

 またボディカラーの名称を「ウグイスメタリック」や「キナコメタリック」など親しみやすい呼び方に変更し、女性ユーザーを意識した作りになっています。

 2016年には、現行モデルの3代目が登場しました。3代目パッソは装備が充実しており、衝突警報機能や衝突回避支援ブレーキ機能、誤発進抑制制御機能、車線逸脱警報機能、先行車発進お知らせ機能をセットにした「スマートアシストII(最新モデルではスマートアシストIII)」を採用しています。

 パッソは、リッターカーのボディサイズにコンパクトカー以上の居住空間、たくさんの便利な小物入れ、軽自動車並みの取り回し性能で、とくに都市部での使い勝手は抜群です。

 中古車市場でも、初代なら5万円からと超格安なのも魅力的。女性的な雰囲気のパッソですが、見た目が少しシャープな初代は、男性が乗っても足グルマとしてぴったりなのではないでしょうか。

■実用性の高い足グルマも存在

●マツダ「デミオ」

 1990年代のマツダは経営難で、当時流行していたミニバン市場やSUV市場でも遅れをとっていました。

 そんななか既存のコンポーネンツを流用し、短期間で開発されたコンパクトワゴンが、1996年に登場したのが初代「デミオ」です。

マツダ「デミオ」(2代目)マツダ「デミオ」(2代目)

 一般的な機械式駐車場に入れる高さ制限は平均1550mmでしたが、人気だったミニバンはことごとく全高オーバー。

 そこに目を付けたデミオは、全長3800mm×全幅1650mm×全高1500mmという高さを実現し、さらに2列シートのワゴンながらフルフラットにできるシートアレンジを採用したことでヒットモデルになりました。

 エンジンは、フォード「フェスティバ」やオートザム「レビュー」と同じ1.3リッター/1.5リッターエンジンを搭載し、プラットフォームも共用することでコストと開発費を抑えています。

 そのヒットを受けて2002年には2代目へとフルモデルチェンジ。17年ぶりに刷新された「マツダ DYプラットフォーム」を採用し、剛性だけでなく商品力をアップしました。

 全長3925mm×全幅1680mm×全高1530mmとわずかにサイズアップしましたが、エンジンは新開発の1.3リッター/1.5リッターエンジンとなり、燃費や環境性能も向上させます。

 大きな転機が訪れたのは、2007年に登場した3代目からです。それまでの小型ステーションワゴン的な背の高いスタイルをやめて、コンパクトカーの主流である一般的なハッチバックスタイルを採用します。

 ライバルたちを尻目に全長3885mm×全幅1695mm×全高1475mmとわずかなサイズアップで留め、実験的なミラーサイクルエンジンなども搭載して差別化を図っていました。

 2011年のマイナーチェンジでは、マツダの次世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」を採用。内燃エンジンでも低燃費を実現させただけでなく、電気自動車「デミオEV」(リース販売)のベースになるなど、「マツダのコンパクトカー」として認知されています。

 2014年には、4代目へと進化。現在のマツダ車に共通する「魂動デザイン」を取り入れ、さらにクリーンディーゼルをエンジンラインナップに加えるなど、さらに魅力的なコンパクトカーへと進化しました。

 なお、2019年からは海外でのネーミングと統一され、「マツダ2」という車名になりました。

 デミオを足グルマとして購入するなら、3代目(2007年から2014年)がオススメです。新型プラットフォームを採用して全体の性能がアップしており、デザインもシンプルで飽きのこないものとなっており、安全性も必要十分です。

 装備の充実したグレードでも50万円以下で中古車が選べます。燃費もよく、経済的で満足感も高い足グルマの筆頭と呼べるモデルだといえます。

●ダイハツ「エッセ」

「足グルマ」と聞いて軽自動車を連想する人は多いでしょう。「シンプル・イズ・ベスト」なクルマとして2005年の年末にデビューしたダイハツ「エッセ」は、魅力的な1台に仕立てられています。

 内装ではあえて鉄板を残すデザインを採用し、デザイン性とコストダウンを両立。鉄板むき出しのデザインは車重700kg台という軽量化にもひと役買っていて、新開発の660ccエンジンと相まって予想以上にキビキビと走ります。

 駆動方式は2WD(FF)と4WD、トランスミッションも5速MTと速3AT、4速ATがグレードによって選べました。

 全長3395mm×全幅1475mm×全高1470mmというボディサイズで、ハイトワゴンスタイルを採用したことで頭上空間に余裕があり、カジュアルな印象でした。

 シンプルさが特徴のエッセでしたが、2011年に実質的な後継モデルとなる「ミライース」へと受け継がれ、中古車市場ではすっかり目立たない存在になっています。しかし、その目立たなさが足グルマとして最適なのです。

 足グルマとしての最大の魅力は、中古車価格の安さに尽きます。2009年のマイナーチェンジ前の初期型であれば、車両価格は5万円からと超格安。

 通常この低価格帯では軽自動車でも商用車しか選べませんが、エッセはバンパーやドアミラーもボディ同色というおしゃれさにもかかわらず、モノによっては税金など諸経費込みでも20万円あればお釣りがきます。

 エアコンやパワステなども標準装備なので、厳しい暑さや突然天気が変化しても快適。まさに「移動するパーソナルスペース」的な使い方ができる1台です。

※ ※ ※

 かつて人気が高かったモデルも、時間が経過すれば格安で入手することが可能です。気軽に楽しめる「足グルマ」を味わってみてはいかがでしょうか。

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