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国産高級SUV、トヨタ「ランクル」が欲しい! 狙うは新車・中古車どっち?

くるまのニュース / 2020年11月28日 18時10分

初代モデルの発売から2021年で70年を迎えるトヨタ「ランドクルーザー」。いまでも世界中で人気の高いモデルですが、国産SUVのなかでは高額な部類に入ります。では、狙うなら新車と中古車のどちらが良いのでしょうか。

■唯一無二の存在!? トヨタ「ランドクルーザー」の中古車動向

 初代モデルが登場してから約70年の歴史を誇るトヨタ「ランドクルーザー」(ランクル)。グローバルでも販売されていることから、世界中で高い人気を誇っています。

 同時に国産SUVのなかで高価格帯な部類に入り、エントリーグレードでも約482万円からと手が届きにくいこともあり、「ランクルに憧れる」という人も少なくありません。では、ランドクルーザーの中古車市場ではどのような状況なのでしょうか。

 ランドクルーザーは、世界中で販売されているグローバルモデルです。SUVらしい高い走破性に加え、迫力あるエクステリアや上質なインテリアが特徴的です。

 初代モデルは、1951年に登場し、「信頼性・耐久性・悪路走破性」と、非常にタフなクルマとして世界中で評価され、2019年には累計販売台数1000万台を記録。

 また、現在のランドクルーザーには、兄弟車としてひと回り小さい「ランドクルーザープラド」も設定されており、こちらはボディサイズが比較的小さく使い勝手が良いため、国内のランドクルーザーシリーズの販売台数の大半を占めています。

 そして、本家ともいえる現行ランドクルーザーは「200系」と呼ばれ、2007年に登場しました。

 多くのSUVがコンパクトなクロスオーバースタイルに路線変更するなか、200系ランドクルーザーは大型化し、SUVらしい悪路での走破性を維持しつつ、プレミアムSUV路線へ舵を切りました。

 また、ランドクルーザーの特徴として、悪路に強い「ラダーフレーム構造」が採用されています。路面状況によって5つのモードが切り替えられるリアルタイム4WD(マルチテレインセレクト)や、車高調整機能(4-Wheel AHC&AVS)が搭載されているため、悪路走行でその力を発揮。

 ほかにも、走行状態に応じてスタビライザーを自動調整する機能(KDSS)も搭載されているので、本格SUVでは苦手とされるコーナリング時の安定性や快適性も向上しており、上質な乗り心地を実現しています。

 室内空間は、ゆったりくつろげる広さが確保されているのはもちろん、座り心地を重視したシートや質感の高いインテリアを採用することで、プレミアム感を演出。

 パワートレインは、4.6リッターV型8気筒エンジン+6速ATの組み合わせとなり、燃費性能はWLTCモードで6.7km/Lから6.9km/Lです。

 ハイオクを使用するため、お財布に優しいクルマとはいえませんが、車重約2.5トンという大きな車体を動かすエンジンでこの数値は、じゅうぶん健闘しているといえるでしょう。

 さらに、トヨタの先進安全技術「Toyota Safety Sense」を標準装備。これは、単眼カメラやミリ波レーダーを併用することで、ドライバーの安全運転をサポートするシステムで、車両や歩行者との衝突を防ぐ「プリクラッシュセーフティ」や、全車との車間距離を一定に保つ「レーダークルーズコントロール」などの機能が含まれます。

 グレードは、エントリーモデルの「GX」に始まり、18インチアルミホイールやLEDフォグランプが採用された「AX」、KDSSを搭載した「AX”Gセレクション”」、4-Wheel AHC&AVSが搭載された最上級グレード「ZX」の4種類です。

 ちなみにエントリーモデルの「G」グレードのみシートは5人乗りで、そのほかのグレードは8人乗りとなります。

 新車価格は、「GX」が482万6800円、「AX」が524万7000円から597万9600円、「ZX」が697万4000円です。

■憧れのランクル。中古車市場ではどうなっている?

 ランドクルーザーは、中古車市場にたくさん流通しています。

 グレードや年式、程度によっても大きく異なりますが、中古車の平均相場を見ていきましょう。

 1世代前の100系を見てみると、修復歴もなく大きな損傷がない車両であれば、走行距離が10万キロ以上でも250万円程の値段で販売されています。

 なかには、特別仕様車の「60thスペシャルエディション」になると、走行距離が6万キロでも500万円以上の値段が付けられていることもあります。

 さすがに20万キロ近くになると、大幅に価格が下がりますが、それでも70万円程の値段で販売されており、この価格帯がランドクルーザーの最安値であるようです。

 現行モデルの200系を見てみると、最上級グレード「ZX」の走行距離4万キロの車体が450万円で販売。「AX”Gセレクション”」だと、走行距離5万キロの車両で、420万円で販売されています。

 また、市場では「モデリスタ」「WALD」など、エアロパーツがフル装備されている車両が多いようです。

 エアロ無しの場合であれば、400万円を切る価格で販売されているものもありましたが、エアロありの場合だと、ほとんどが400万円オーバーで販売されていました。

 なかには、走行距離が2万キロ程度の「モデリスタエアロ」装備の「ZX」が、800万円程で販売されているものもあります。

モデリスタエアロを装着したランドクルーザーは中古車市場でも高値を付けているモデリスタエアロを装着したランドクルーザーは中古車市場でも高値を付けている

 ランドクルーザーの中古車相場をみてみると、かなり値段が高いと感じるかもしれませんが、中古のランドクルーザーはオプションが多く付けられている傾向があり、中古車であっても大きく値段が下がりにくいようです。

 また、一般的には、10万キロを過ぎたクルマは大きく値段が下がったり、場合によっては値段がつかなかったりすることもありますが、エンジンや車体が壊れにくいランドクルーザーは、走行距離が一般車より多くても現役で走れることが多いようです。

 ランドクルーザーの購入費用を少しでも抑えたいと考えているのであれば、中古車を検討するのも十分にありではないでしょうか。

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