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四足歩行のクルマが爆誕!? ヒュンダイがタイヤと脚が付いた新世代車両「タイガー」を発表!

くるまのニュース / 2021年2月12日 18時10分

2021年2月9日に韓国の自動車メーカー「HYUNDAI(現代自動車)」グループは、四輪走行ならび4足歩行を可能とする無人宇宙船をコンセプトとしたコンセプトモデル「TIGER(タイガー)」を発表しました。

■4つの脚と4つのタイヤで悪路も余裕! ヒュンダイの新たなビークルとは?

 韓国の自動車メーカー「HYUNDAI(現代自動車)」グループは、2021年2月9日に四輪走行ならび4足歩行を可能とする無人宇宙船をコンセプトとしたコンセプトモデル「TIGER(タイガー)」を発表しました。

 タイガーは、現代自動車グループとして2番目のアルティメットモビリティビークル(UMV)となり、初の非乗務型ロボットであるとして、「Transforming Intelligent Ground Excursion Robot」の頭文字をとって命名されました。

 タイガーは、さまざまな種類の積載物を積んで極限の遠隔地など困難な地形を移動するように設計されています。

 現代自動車グループモジュラープラットフォームアーキテクチャに基づいており、4つの脚と4つの車輪のロコモーションシステム、360度の方向制御、遠隔観測用の各種センサーなどが特徴です。

 また、通称ドローンと呼ばれる無人航空機(UAV)に接続することも想定されており、ドローンにてタイガーを充電し、アクセスできない場所に運搬することができます。

 タイガーは、本体内に大きな荷台を備えているため、荷物を積んでの運搬や、緊急時には支援物資を配送したりすることができます。

 また、脚部の車輪の連結により、一般的なタイヤが付いた車両よりも積載物を水平に保ちながら、さまざまな過酷な状況にも対応することが可能です。

 脚を格納した状態では、全輪駆動車のように走行し、ローリング・トラクションで移動するため、もっとも効率的なモードで走行します。

 しかし、車両が立ち往生したり、車輪だけでは困難な地形や通行不能な地形を移動する必要がある場合には、その歩行能力を利用して、立ち往生を解消したり、その地形をより簡単に移動が出来るように設計されました。

 これは、2019年のコンシューマー・エレクトロニック・ショー(CES)でデビューした現代自動車グループ初の可動脚付きUMVコンセプト「エレベイト」で採用された機能を受け継いでいます。

 なお、エレベイトとタイガーの違いは、エレベイトは乗客を乗せることができるのに対し、タイガーは乗せられないという点です。

 エレベイトとタイガーは、どちらもロボットと車輪の運動技術を融合させたもので、もっとも能力の高いオフロード車の限界を超えた地形の横断を可能にしています。

 タイガーの開発にあたって、現代自動車グループの「New Horizons Studio」が開発を進めており、責任者であるジョン・スー博士は次のように延べています。

「タイガーのような車両とそれを支える技術は、私たちの想像力をかきたてる機会を与えてくれます。

 私たちは、車両の設計と開発を再考し、交通とモビリティの未来を再定義する方法を常に模索しています」

 また、外部のコンセプトデザインの専門家であるSundberg-Ferar社のデザイン・イノベーション戦略マネージャーであるDavid・Byron氏は、次のように述べています。

「タイガーをNew Horizons Studioと共同で開発するなかで、Sundberg-Ferarのチームは、より遠隔地への到達の可能性を広げるために、四足歩行のアーティキュレーションで車輪運動の効率を最大限に高めたロボットの開発を模索していました。

 タイガーはモジュール式のプラットフォーム設計で、異なるボディをシャシに取り付けることができ、人間には適していない場所での貨物輸送や監視などのユニークなアプリケーションに対応しています」

※ ※ ※

 日本でもトヨタは無人で人々の移動や物流、店舗サービスなどが展開可能な「e-Palette」の実用化を目指しています。

 また、Amazonグループでも自動車運転EVとなるズークス「ロボタクシー」を発表するなど、今後は自動運転かつEVという組み合わせによる新たなモビリティ社会が加速していくとみられます。

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