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ボルボはなぜ世界中で絶好調!? 2021年上半期 史上最高のセールスを記録した強さの秘訣とは

くるまのニュース / 2021年7月5日 17時40分

スウェーデンのボルボ・カーズは2021年7月2日、2021年上半期(1月から6月)における世界市場での販売状況を発表しました。それによると、38万757台と上半期における過去最高のセールスを記録したといいます。

■2021年上半期のボルボは前年同期比プラス41%!

 スウェーデンのボルボ・カーズは2021年7月2日、2021年上半期(1月から6月)における世界市場での販売状況を発表しました。

 それによると、2021年1月から6月までの半年間に38万757台を販売したといいます。これは上半期の売上としては過去最高の台数で、2020年同期と比較すると41%もの増加になります。

 2020年1月から6月は、市場が新型コロナウイルス(Covid-19)の感染拡大の影響を多分に受けた時期でしたが、2021年同時期は需要が回復していることを意味しています。とくに中国、米国、ヨーロッパでの旺盛な需要によるものです。

 2021年6月単月のボルボ・カーズの全世界での販売台数は6万8224台で、前年同月比でプラス11.0%です。

※ ※ ※

 米国での2021年上半期の販売台数は6万3754台で、前年同期比で47.4%増加しました。この地域では「XC60」「XC90」「XC40」を中心としたSUVラインナップが人気を博していて、台数増加に貢献しました。6月単月では1万2258台と、前年同月比18.0%を記録しています。

 中国での2021年上半期の販売台数は9万5252台と、前年同期比で44.9%増加しています。6月単月では10.4%増の1万6680台となっています。

 欧州での2021年上半期の販売台数は16万6822台と、前年同期比で35.4%増加しています。おもに英国での好調な業績がもたらしています。また6月単月の欧州の販売は1.3%増の2万8695台でした。

■オンライン販売も前年同期比5倍以上増加した

 ボルボが世界的に好調な理由とはどこにあるのでしょうか。

 ひとつは、魅力的なSUVラインナップ「XCシリーズ」の充実度でしょう。

2021年、世界で一番多く販売されたボルボ車は「XC40」で11万8121台2021年、世界で一番多く販売されたボルボ車は「XC40」で11万8121台

 2021年1月から6月の上半期の販売台数で、上位ベスト3のモデルは、1位がXC40で11万8121台、2位がXC60で11万3500台、3位がXC90で5万4177台となっています。上位3モデルはSUVのXCシリーズが占めています。

 さらにオンライン販売に力を入れているのも、販売を後押しした理由のひとつです。オンライン販売は2020年の同期と比較すると、5倍以上増加しています。これは多くの市場で幅広いオファーと相まって、ユーザーの需要が高まったことによるものです。

 また、電動車に対する世界的な需要の急増も理由に挙げられます。

 ボルボ・カーズは2017年7月に、ボルボ全モデルを電動化すると発表しました。その戦略にもとづき、日本でも2020年11月にボルボの国内販売化モデルはすべて電動化されています。こうした戦略が、新型コロナのパンデミックの影響からの急回復を後押ししています。

フルEVのボルボ「XC40 リチャージP8 AWD」。2021年中に日本でも登場する予定だフルEVのボルボ「XC40 リチャージP8 AWD」。2021年中に日本でも登場する予定だ

 ボルボが「Recharge(リチャージ)」と呼ぶピュアEV(BEV)、またプラグインハイブリッド(PHEV)も人気です。世界で販売されたボルボ車の24.6%を占めています。2020年上半期と比較すると、リチャージモデルのシェアはおよそ150%増加しています。

 ボルボは今後数年間で、数台のBEVを発売する予定になっています。2025年までに、世界での販売台数の50%がBEVで、残りが電動車になることを目指しているそうです。ボルボは現在、全モデルにPHEVを設定している唯一の自動車メーカー。こうした戦略が功を奏しているといえるでしょう。

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