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トヨタ新型「クラウンエステート」2023年に登場へ 「正統セダン」に続き「SUVワゴン」もデビュー? 歴代「クラウンワゴン」との共通点は

くるまのニュース / 2023年4月5日 18時10分

16代目の新型「クラウン」は合計4タイプのボディが展開されます。その中でも、2023年に登場するとされている「クラウンエステート」はどのようなモデルとなるのでしょうか。

■新型「クラウンエステート」は「ワゴン」にSUVの要素をプラス?

 クラウンは長年トヨタの上級車種として、日本車のなかでも高級車としてのポジションに位置づけられているクルマです。
 
 2022年7月に世界初公開された16代目の新型は歴代初のグローバルモデルとなり、合計4タイプのボディが展開される予定ですが、そのひとつである「クラウンエステート」はどのようなモデルになるのでしょうか。

 クラウンが誕生したのはおよそ70年前の1955年。以来、日本を代表する乗用車であるとともに、トヨタのラインナップでも高級車としてのポジションに立ち続けています。

 現行型は16代目となり、2022年7月15日に世界初公開されました。

 公開時にはセダンに加え、エステートとクロスオーバー、スポーツの計4タイプのバリエーションが登場。まずはクロスオーバーが同年9月に発売されました。

 そして、2023年にはセダン、エステート、スポーツの3タイプが投入されることになっています。

 そのなかでも「クラウンエステート」は、機能的なSUVとして大人の雰囲気で余裕のある走り、アクティブライフを楽しめる「ワゴンとSUVのクロスオーバー」と説明されています。

 初公開時は、ブロンズのボディカラーにブラックのルーフをまとい、隣り合った「クラウンセダン」に比べ、車高が大幅に高められていることも確認できます。

 開発目標値のボディサイズは、全長4930mm×全幅1880mm×全高1620mmとなり、先代クラウンや「カムリ」と同等の全長、SUVの「カローラクロス」とは同じ全高を持つようです。

 デザイン上の特徴は、SUVらしい力強さを感じさせる張り出した前後フェンダーや、ダイヤモンド形を複数組み合わせたダクトデザインのフロントロアグリルが目を引きます。

 リアは同じSUVの「ハリアー」や「ハイランダー」などとも共通のイメージを持つテール形状となり、タフさではなく上質な雰囲気を持っていることも特徴です。

 2023年4月上旬現在、新型クラウンエステートに関する詳細な情報は明らかにされていませんが、「大人の雰囲気で余裕のある走りを持つ機能的なSUV」であると明言されていることは大きな特徴と言えます。

 なお歴代クラウンでは、後部に大きな荷室空間を持つステーションワゴンモデル「クラウンエステート」および「クラウンワゴン」が存在しています。

 初代はクラウンから派生したタクシー向けモデル「マスターライン」が登場し、さらにその派生車がワゴンシリーズの先祖ともいえる「マスターライン クラウン バン」です。

 2代目以降は「カスタム」としてステーションワゴンが用意され、3代目には折りたたみ式の機能的な3列目を設けた8人乗り仕様も登場。

 以降「クラウンワゴン」「クラウンステーションワゴン」などという名称が用いられ、8代目でいったん進化が止まります。

 セダンのクラウンは9代目・10代目と進化した一方で、8代目のクラウンワゴンは1999年まで販売され、その後1999年登場の11代目で全面刷新され「クラウンエステート」としてデビューしました。

 11代目クラウンのエステートに3列シートは用意されませんでしたが、スポーティグレードの「アスリート」も設定し、一部モデルでは最大出力280馬力・最大トルク38.5kg mを発揮する直列6気筒ターボエンジンを設定するなど、余裕のある走行性能を備えています。

 クラウンワゴンやエステートの歴史を振り返ると、クラウンらしい上質で大人の雰囲気をベースに、余裕のある走りと機能性の高さを兼ね備えており、新型クラウンエステートのキャラクターともつながる思想を持っていることがわかります。

 これらのことから、3列シートや強力なパワートレインの搭載も可能性としてはゼロではなく、さらに「SUV」という新しい要素が加わることで、クラウンのコンセプトである「革新的」なモデルとなりそうです。

 エステート以外にも、ラインナップに追加されるセダンやスポーツに関してもユーザーからは様々な予想がなされており、今後の展開についてますます注目されます。

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