「ロードサービスで…20万円請求!?」 “悪質業者”によるトラブル多発! うっかり高額請求されないために… 何に気をつけたらいい?
くるまのニュース / 2023年7月19日 20時10分
近頃、悪質なロードサービス業者による料金トラブルが多発していると報じられています。一体どのようなトラブルが起きているのでしょうか。
■ロードサービスを呼んで… 20万円請求!? 悪質業者にご注意を!
外出先での急なクルマのパンクやバッテリー上がりなどトラブルで、ロードサービスを利用する必要が出てくるかもしれませんが、なかには悪質な業者も存在するようです。
では、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
事故や故障によって急にクルマが動かせなくなってしまった場合は、ロードサービス業者に依頼することになります。
普段から利用する機会は少ないため、どのように手配すればいいかわからないという人もいるかもしれません。
そんななか近年、悪質なロードサービス業者とユーザーの間で料金に関するトラブルが多発しているといいます。
例えば、「◯◯損保 レッカー 電話番号」などとウェブ検索すると、「基本料金◯千円から」「最短◯◯分」などと、極端に安い価格や他社と比較した優位性などを強調している広告が出てくることがあります。
一見すると、値段の安さや現場まで早く来てくれることが魅力的なことから頼んでしまうという人もいるかもしれません。
しかし、これらの広告の中にはわずか数kmのレッカー搬送で約20万円の支払いを求められたり、出動費、作業費、緊急対応費などといったサイトには掲載していない費用を上乗せしたりなど、高額な費用を請求する業者が存在します。
東京海上日動では、「所持金不足などにより現場で精算ができない場合に最寄りの銀行ATMまで同行を求め、その場で利用料相当の現金を引き出すよう要求する事例もあります」といった事例も公開。
こうしたケースについて東京海上日動では、「こうした業者は『東京海上日動と提携している』と説明することもありますが、当社および当社グループとは一切関係ありません」と説明した上で、注意を促しています。
このほか、各保険会社では悪質なードサービス業者との料金トラブルが多発している事例が多数あることから、注意喚起を呼びかけています。
では実際にどのような点に気をつければ良いのでしょうか。これについて、保険会社に勤めるAさんは以下のように話します。
「ウェブ広告に出てきたレッカー業者に依頼したことにより、高額の費用を支払ってしまったという相談は増えており、各損害保険会社でも注意喚起をしています。
具体的には、ウェブでは『基本料金3480円〜』などと安価であることを大きく表示している一方で、実際に応急作業やレッカー搬送後に数十万円の高額な請求をされたというものや、不審に感じてキャンセルを申し出たところ、約10万円のキャンセル料を請求されたというものです。
自動車保険の任意保険に加入している人であれば、ロードサービスが付帯されていることも多く、細かな内容は保険会社によって異なりますが、バッテリー上がりやガス欠などの対応は一定回数無料で提供されています。
また、レッカーについても少なくとも数10km、長いところでは400km程度の距離を無料で搬送してもらうことが可能です。
保険会社によっては、保険会社を通さずに自分で手配した業者に依頼した場合、保険が使えず全額自己負担となってしまう場合もあるため、トラブル発生段階で自分の契約内容がわからなくても、ひとまず加入している保険会社の事故受付ダイヤルに連絡して確認してみることをおすすめします」
■目安となる「価格の基準」は?
こういった悪質業者とのトラブルに遭わないためには、まず依頼前や作業開始前に作業内容やその費用がいくらかかるのかを提示してもらうことが大切です。
ロードサービスの”普通の価格”ってどれくらい?(画像はイメージ)
自動車保険に加入している場合はロードサービスが自動付帯されていることが多く、作業やレッカーにかかった費用には保険が使えることもあるため、まずはトラブルが発生した段階で保険会社の事故受付ダイヤルに連絡を入れると良いでしょう。
またJAFではホームページにロードサービス料金表が明記されており、JAF会員の場合では例えばパンクやバッテリー上がりへの応急対応は無料、レッカーが必要な場合も15kmまでの距離は無料、それ以上は1kmあたり730円(税込み)で搬送してもらうことができます。
JAF会員でない場合でも、パンクやバッテリー上がりなどのトラブル対応は1万数千円程度、レッカー搬送も1kmあたり730円と料金表に示してあり、悪質業者のように想定外の請求を受ける不安はありません。
仮にレッカー搬送距離が30kmだった場合、会員であれば1万950円、非会員であっても2万1900円となるため、保険会社やJAF以外の業者に依頼する場合でもある程度目安になるでしょう。
急なトラブルに遭遇したことのない人では、うっかり悪質なロードサービス業者に頼んでしまうケースもあるかもしれません。
いざという時のためにも、料金体系が不明瞭な会社や、依頼時点で金額を明確に示さない会社は安易に利用せず、JAFや加入している任意保険のロードサービスなど、信頼できる業者に依頼するよう心がけましょう。
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