トヨタが斬新すぎる「自動ドア」をお披露目! “開き方”が画期的! 新型「センチュリー」に装備できるスゴいドアとは?
くるまのニュース / 2024年1月30日 14時50分
トヨタ新型「センチュリー」はフルオーダーで好みの1台に仕上げることができますが、斬新な方法で開閉する「リンク式パワードアシステム」も選べるようです。どのようなものなのでしょうか。
■新型「センチュリー」の後部ドアがスゴい!
トヨタの最高峰モデル「センチュリー」の新たな仕様として、SUV風の新型「センチュリー」が2023年9月6日に世界初公開されました。
新型センチュリーは「The Chauffeur」をコンセプトに開発。センチュリーにふさわしい品格や静粛性・乗り心地を継承しつつ、センチュリーとしてこれからの時代もユーザーの期待に応える新しいショーファーカーへと進化しています。
ボディサイズは全長5205mm×全幅1990mm×全高1805mm、ホイールベースは2950mmと、セダンよりもひと回り大きくなりました。
エクステリアは堂々とした品格のあるデザインとし、リア重心のプロポーションと、大らかなドア平面を几帳面でくくった造形を組み合わせ、センチュリー独自の世界観を表現。
また、職人による彫刻が施された「鳳凰エンブレム」や、塗装面を磨き上げボディにより強い光沢をもたらす「鏡面磨き」など、“匠”によって細部まで仕上げられました。
4人が乗車できる車内は「人中心」の思想で設計し、多様なシーンで活用できる広さと機能を兼ね備えています。
リアドアは75度まで開くことができ、フロアは段差のない掃き出しフロアとすることで優れた乗降性を実現。オート電動格納式ステップやセンターピラーの大型グリップで自然で美しい乗降所作をサポートします。
また、リアシートはリフレッシュ機能・フルリクライニングが可能となっています。
前席はプロドライバーをサポートする機能と装備を集約し、使い勝手を向上。オーナー自身で運転することも考慮し、ドライブに集中できる環境としました。
プラットフォームはTNGAを採用したほか、リアサスペンション取り付け部に「ラゲージルームセパレーター骨格」を結合。ボディねじり剛性や乗り心地を向上させるとともに、室内側には「遮音機能付クリア合わせガラス」を装備することで、静粛性もアップしています。
パワートレインは3.5リッターV型6気筒エンジン+前後モーターに51Ahのバッテリーを組み合わせるPHEVを採用。駆動方式は4WD(E-Four Advanced)で、システム最大出力は412馬力を発揮するほか、日常はEVモードで走行することができ、満充電での航続可能距離は69kmです。
そんな新型センチュリーでは、好みの仕様を選べるフルオーダーも可能。ひとつの事例として発表時に初公開されたのが、リンク式パワードアシステムを採用した「センチュリーGRMN」です。
リンク式パワードアシステムとは、スライドドアの利点である乗降性の良さと車両そのもののデザイン性を両立する新しいドアシステムで、アイシンが開発しました。
従来のスライドドアは、車体の側面に配置したレール上をドアヒンジが移動することでドアを横方向に動かしているのですが、直線のレールを配置することから搭載できる車両の形状に制約がありました。
一方のリンク式パワードアシステムでは、回転アームなどを用いた保持・開閉駆動をおこなう構造部品を新たに開発。これにより、車体にレールを設置する必要がなく、車両のデザインを維持したまま開閉することが可能になったといいます。
開けるときは、ドア後方がやや斜めにひらいたあと、回転アームによってドア前方が先にひらいたドア後方と同じ位置まで移動し、そのまま後ろへスライドするというもの。
ドア自体が車体に並行して開くことから、狭い駐車空間でもドアが開閉することができ、乗り降りもラクにおこなえるそうです。
なお、リンク式パワードアシステムを搭載した新型センチュリーGRMNの後部ドアにはドアノブが見当たらないのですが、Bピラーに内蔵された静電タッチを触れると開けることができます。
ただし、フルオーダー可能ということもあり、リンク式パワードアシステムでもドアノブが欲しいという要望があれば実現可能なのかもしれません。
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