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700万円超え!三菱「和製スーパーカー」登場!? 6速MTד300馬力超え”V6搭載! 鮮烈ホワイトの「屋根開き・激レア」モデル米で落札

くるまのニュース / 2024年2月14日 7時40分

アメリカのカーオークションサイトで、およそ30年前の三菱「3000GTスパイダーVR-4」が約730万円という高額で落札されました。このクルマの正体は一体何なのでしょうか。

■約30年前の国産「超美麗」オープンスポーツカーが高額落札!

 2024年1月、アメリカのカーオークションサイト「Bring a Trailer」において、1995年式の三菱「3000GTスパイダーVR-4」が4万9250ドル(約730万円)という高額で落札となりました。
 
 日本では全く馴染みのない車名ですが、日本では別のネーミングで売られた4WDスポーツカーがベースとなっているのです。

 3000GTスパイダー VR-4のベースとなっているモデルは、1990年代に日本市場でも販売されていた三菱のスポーツカー「GTO(ジーティーオー」。

 GTOはアメリカで「3000GT」という名称で販売されており、そのGTOの最強グレードである4WDツインターボ搭載モデル「VR-4」をベースに、アメリカの特装車メーカーであるASC社(American Specialty Cars)が、コンバーチブル(スパイダー)に仕立てたものが、3000GTスパイダー VR-4です。

 販売期間は1995年から1996年のおよそ2年間で、製造台数はわずか877台。非常に希少なため「幻のスポーツカー」といわれています。

 排気量3リッターのV型6気筒DOHCツインターボエンジンは、最高出力320ps、最大トルク43.5kgmのスペックを誇り、4WDが得意な三菱らしく、フルタイム4WDも採用。豪快な加速と重量級巨体に似合わないハンドリングが魅力のモデルでした。

 最大の特徴は、当時はまだ珍しかった電動格納式のリトラクタブルハードトップを装備していること。

 停止した状態でシフトレバーの奥にあるスイッチを押すと、約30秒でルーフが開閉・格納されるシステムでした。

 サイドブレーキを引いていることが条件でしたので、走行中は開閉できなかったようです。

 冒頭で紹介した、オークションに出品された1995年式の3000GTスパイダー VR-4は6速マニュアル車で、走行距離はわずか1万8000キロマイル(約2万8900km)でした。

 約30年前のクルマでありながら、走行距離が3万km未満と少なく、内外装も非常に綺麗な個体であったため、購入希望者たちのやり取りでは、細かな車両の状態や入手元(盗難車でないか)、車両の保管場所はどこだったのかなど熱心な質問が飛び交うなど、このクルマへの関心度の高さがうかがえました。

 当初、4000ドル(約59万円)から入札が始まりましたが、最終的には4万9250ドルまで上昇し、落札となったようです。

ベースとなった三菱のスーパースポーツカー「GTO」[後期型/写真は日本仕様]ベースとなった三菱のスーパースポーツカー「GTO」[後期型/写真は日本仕様]

※ ※ ※

 今回の落札者は、以前に3000GTを3台も所有していたという根っからの「3000GT好き」なマニアだった模様。ファンの手元に渡ったことはこの3000GTスパイダー VR-4にとっても幸せなことであり、良い結果になったと筆者(河馬兎)は思います。

 1990年代のジャパニーズスポーツカーが、海外で高額落札されているのを見ると、誇らしいやら、寂しいやら、複雑な気持ちもありますが、こうして新たなオーナーへ受け継がれていくことは、同じクルマ好きとして嬉しく思います。

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