ホンダの最上級「和製スーパーカー」 約6000万円の「2シータ&6速MT」インディイエローパールの極上車とは
くるまのニュース / 2024年3月10日 16時10分
「こんなに状態の良いNSXがあったのか」。中古車市場で発見された極上な1台とはどのようなモデルなのでしょうか。
■今なお色褪せぬ国産NA最高峰のスポーツカー初代NSX
ホンダのフラッグシップスポーツカーである「NSX」が、中古車市場で新車価格を大きく上回る価格で掲載されていました。
いったいどのようなモデルなのでしょうか。
デビューから30年以上が経過しても、世界に誇るミッドシップスポーツとして名高いのがNSXです。
初代NSXは1990年のバブル真っ只中ということもあり、ホンダのフラッグシップスポーツカーとして惜しみもなく開発費が注がれました。
その代表的なものに世界初となるオールアルミニウム・モノコックボディを採用し、軽量化に大きく貢献しています。
パワートレインは3リッターV型6気筒エンジンをミッドシップに搭載し、ホンダのテクノロジーの代表ともいえるVTECを採用。
当時のホンダはF1のイメージから、自然吸気の高回転エンジンにこだわっていたこともあって、自然吸気エンジンでは国産車初となる、自主規制値の280馬力発生しました。
開発は鈴鹿やニュルブルクリンクで行われ、テスト走行にはF1ドライバーのアイルトン・セナも参加しています。
また質感を追求したこともあり、外装の塗装はコストがかかる水性塗料を採用し、鮮明で鏡のような光沢をもたらしています。
ほかにも当時のスーパーカーは走行性能を重視するあまり、快適性や日常ユースで負担を強いる部分があったのに対し、NSXでは開発段階から日常のつかいやすさも考慮していました。
そのためミッドシップスポーツながらもある程度のトランクスペースが用意されており、ゴルフバックも積載可能になっています。
このようなホンダの技術の集大成ともいえるほどの和製スーパーカーのNSXですが、初代モデルの生産が終了する2006年までに2回のマイナーチェンジがおこなわれています。
最初のマイナーチェンジは1997年におこなわれ、エンジンは3リッターから3.2リッターに拡大、トランスミッションは6速MTとなりました。
2度目のマイナーチェンジは2001年におこなわれ、リトラクタブルヘッドライトから固定ヘッドライトになるなど、外観のリファインがメインとなっています。
このように度重なるマイナーチェンジで熟成を続けた初代NSXは、今でも多くのホンダファンやスポーツカーマニアに支持されています。
そんな初代NSXですが、すでに絶版ということもあって中古車市場では高値で推移しています。
そして新車価格よりもはるかに高額な価格で掲載をされている個体が、中古車情報サイトに掲載されて話題になりました。
そのNSXを取り扱っているのは、新車・輸入車の販売から旧車のレストアまで手掛けてる「iS LARGA」で、初代のなかでも最終型にあたる2002年式になります。
パワートレインは3.2リッター、トランスミッションは6速マニュアルで、カラーはインディイエローパールとなっています。
また今回の個体は、NSXでは希少なルーフの取り外しができるタルガトップ仕様です。
そして走行距離はわずか1万6000kmに加えて、ワンオーナー、ガレージ保管という抜群のコンディションの個体。
そのため今回のNSXの提示価格は、新車価格の約6倍となる5900万円となっていますが、その理由についてiS LARGAの担当者は以下のように話します。
「フルノーマルで走行距離が短いため、20年前の車だけど新品に近くかなり状態が良いものとなっております。希少価値の高い車ですので、強気の姿勢でその価値に見合った価格を設定しました」
※ ※ ※
初代NSXは量産車初のオールアルミボディや国産車初の自然吸気280psなど、とにかくスポーツカー史上に名を残すほどです。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ホンダの「V8スポーツカー」!? 500馬力超えの「FRマシン」! “NSX後継機”目された「HSV-010」とは
くるまのニュース / 2024年4月22日 22時10分
-
マツダが「和製スーパーカー」実車公開! 衝撃の「ロータリー・ミッドシップ」降臨! 斬新デザインの「RX500」幕張に登場
くるまのニュース / 2024年4月16日 14時50分
-
クルマを買うならモデルチェンジの前?後? 注目のあのクルマは、こう変わった…知っておきたい周期や価格への影響
まいどなニュース / 2024年4月10日 12時15分
-
ホンダの新型「和製スーパーカー」!? “次期型”「NSX」は超“斬新ボディ”に!? 初代風デザインが超カッコイイ「NSX」の予想CGがスゴイ
くるまのニュース / 2024年4月2日 10時10分
-
「中古アルファード」“狙い目”モデルはどれ? 新型モデル登場で中古車が活性化? 人気の「高級ミニバン」お得に買う方法とは
くるまのニュース / 2024年3月29日 17時10分
ランキング
-
1高速道路で“レンタカーを煽り続ける”黒のアルファード。恐怖のドライブに遭遇した男性の告白
日刊SPA! / 2024年4月27日 8時54分
-
21ドル=158円突破! 利上げにビビる植田日銀では「円安地獄」は止まらない
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月27日 14時32分
-
3刑事役を拒否していた田村正和は、なぜ「古畑任三郎」だけは引き受けたのか…最終話で菅原文太に放った名台詞
プレジデントオンライン / 2024年4月27日 16時15分
-
4“100均”オススメ商品は? 男女200人の“リアルな声”
オトナンサー / 2024年4月27日 7時10分
-
5胃もたれには「健胃薬」? それとも「消化薬」? 薬剤師に聞いて分かった「市販の胃薬の選び方」
オトナンサー / 2024年4月26日 20時50分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください