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桜の「花びら」でクルマが痛む!? 意外な「悪影響」に要注意! 美しい「クルマの天敵」 正しい対策とは

くるまのニュース / 2024年4月7日 13時10分

まもなく開花シーズンを迎える「桜」ですが、散った「花びら」はクルマに良くない影響を及ぼすといいます。花びらがクルマに付着した際、どのように対処すればよいのでしょうか。

■桜の「花びら」がクルマを痛める!?

 2024年も冬が明け、朝晩は肌寒くとも昼間は春の陽気が感じられる季節となりました。
 
 日本気象協会は2024年3月6日に桜の開花・満開予想を発表し、3月16日頃に愛媛県宇和島・高知県宿毛で開花がスタート。3月19日には東京などの関東地方でも開花が見込まれています。

 薄ピンク色の桜の花びらが風に乗り舞い落ちる様子は美しいものですが、実はその後、クルマに積もったり貼り付いた桜の花びらを放置するのは厳禁。

 実は桜の花びらはクルマにとって厄介な存在で、ボディの塗装を傷める危険もはらんでいるといいます。

 桜の花びらには水分が含まれているため車体に貼り付きやすく、また雨とともにボディにくっつくと接着したような状態になり、なかなか自然には落ちてくれません。

 そして花びらは鳥のフンや虫の死骸同様に「有機物」なので、クルマのボディに貼り付いたまま放置してしまうと“固着”したり、色素がボディの塗装を侵食して“変色”させる危険があります。

 愛車に消せないシミが残ることを防ぐためにも、クルマに桜の花びらが付着していたら中性洗剤やカーシャンプーを使用しながら、早めに洗車して落とすことが大切です。

 また、花びらが車体にピッタリ貼り付いて洗ってもなかなか取れない場合、力を入れてゴシゴシと擦るのは厳禁。

 強く擦ってしまうとボディにスリ傷ができる可能性が高いので、優しく時間をかけて汚れを落とすことを意識しましょう。

 そして汚れが頑固に固着してしまったとしても、水やお湯をひたしたタオルなどでふやかせば、汚れが浮いて落としやすくなります。

 そのほか、花びらが細かい部品の隙間に入り込んでしまって落としにくいときは、高圧で水を発射する洗浄機のある洗車場やガソリンスタンドを利用すれば安全に落とすことが可能です。

■コーティングしていても注意! 各種「詰まり」の原因にも

「愛車にはコーティングをしているから安心」という人もいるでしょうが、花びらの色素の浸透力は非常に強力なので、コーティングしている車両も油断は禁物。

美しい桜も、クルマに付着したら洗車して落としましょう美しい桜も、クルマに付着したら洗車して落としましょう

 たとえカーコーティングの効果でクルマの汚れが落としやすくなっていたとしても、やはり“こまめな洗車”に勝るものはありません。シミの元になる汚れは可能な限り早めに取り除くことが大切なのです。

 また、洗車後には車体に残った水分も忘れず拭き取ってください。

 水道水に含まれるカルシウムやカルキなどのミネラル成分は、水滴が乾いた後にウォータースポット(イオンデポジット)が発生する原因になります。

 万が一、汚れを落とすのが遅くなりボディが変色してしまった場合には、市販のシミ取りクリーナーを使用するか、あるいはプロのボディコーティングショップに相談してみると良いでしょう。

※ ※ ※

 桜の花びらはボディを痛めるだけでなく、サンルーフやフロントガラス付け根のワイパーカウルカバーに備わる排水用のドレンホースに混入すると詰まる可能性もあり、雨漏りや電気系統の浸水など、思わぬ被害を発生させる原因にもなります。

 桜吹雪の中を駆け抜けるドライブは気持ちの良いものですが、その後はシミを防ぐためにも洗車を怠らず、さらにドレンホースの詰まりを防ぐためディーラーや専門のカーショップに相談し、定期的にホース内の清掃も心がけるようにすると安心です。

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