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ホンダが「V型8気筒」に“VTEC”搭載! 5.0リッターの新型「爆速モデル」を上海ショーで発表! パワフルさと“高級感”追求した「新フラッグシップ」の姿とは

くるまのニュース / 2024年3月29日 21時10分

ホンダはV型8気筒エンジンを搭載した同社最大級の最新船外機「BF350」を上海で実機展示しました。どのようなモデルなのでしょうか。

■ホンダ最強の新型「V8搭載モデル」が登場!

 ホンダの中国におけるパワープロダクツ生産販売現地法人である「ホンダパワー有限公司(以下、ホンダパワーチャイナ)」は、2024年3月26日から29日まで上海で開催された「2024中国第27回国際ボート及び技術機器展示会(通称:上海ボートショー)」にて、V型8気筒エンジンを搭載した新型船外機「BF350」の実機を展示し、販売の開始を発表しました。

 新型BF350は、同社の船外機シリーズにおける新たなフラッグシップとなるモデル。

 ボディサイズは、全長1120mm×全幅650mm×全高2145-2272mmで、最高出力350馬力を発揮する排気量5.0リッターのV型8気筒エンジンを搭載し、力強いパワーと速さが追求されています。

 また、ホンダのエンジンテクノロジーである「VTEC」の採用や新設計のクランクシャフトを導入するなど技術の粋を結集したことで、新型BF350は高性能、低燃費、低振動かつ環境性能の高さも備え、長距離航行時の経済性と快適性を両立したといいます。

 そのエクステリアデザインには、ホンダの船外機シリーズに一貫する設計思想「人と自然との一体化」を踏襲し、同時に旗艦モデルに相応しい高級感をシンプルでありながら美しいボディ形状に表現しました。

 最新モデルらしく先進的な機能も数多く搭載され、一定の速度もしくは回転数での航行を可能にする「クルーズコントロール機能」や、あらかじめ設定したトリム角度に自動調整する新機能「トリムサポート機能」、さらにスムーズで快適な航行を実現する操船サポート機能も採用。

 そのほか、自動で船外機のフルチルトアップ/ダウンをおこなう「オートマチックチルト機能」を新たに採用し、係留・保管時の利便性の向上に加え、寒冷時でもチルトスピードが下がらない高出力チルトモーターの採用や、排水構造の見直しによる凍結防止など、過酷な環境下でも安心して利用できるように工夫が凝らされています

 この新型BF350を開発した目的についてホンダは、「ユーザーに新たな水上走行体験を提供することで新しいライフスタイルを提案し、水と踊る自由と喜びを楽しんで欲しい」と説明。

 今後も研究開発に投資し、高まる中国市場とユーザーのニーズに積極的に応え質の高い顧客サービスを提供し、革新的な商品を投入し続けすることで、世界中のユーザーにさらなる驚きをもたらし「人生の可能性が広がる喜び」を提供し続けていくということです。

※ ※ ※

 今回の上海ボートショーでの記者会見でホンダパワーチャイナのゼネラルマネジャー上田隆弘氏は、以下のようにコメントしています。

「新型BF350はホンダの船外機事業の新たなマイルストーンであり、技術革新の象徴であり、自信の表明です。同機の発売により船外機事業にはさらなる強化が図られ、より多くの人に自由で刺激的な水の旅を楽しんでもらうことが可能になるでしょう」

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