日産「新型エルグランド“VIP”」公開！ 超豪華“内装”の「4座仕様」！ 800万円超えの「V6超高級ミニバン」登場

2024年3月28日、日産は高級ミニバン「エルグランド」の新たな一部改良モデルを発表しました。同車には、2列シート・4人乗り仕様「VIP」が継続されるようですが、どのようなモデルなのでしょうか。

■日産新型「エルグランドVIP」発表

　2024年3月28日、日産は高級ミニバン「エルグランド」の新たな一部改良モデルを発表しました。同車には、これまでも存在した日産モータースポーツ＆カスタマイズが手掛ける2列シート・4人乗り仕様「VIP」が継続されるようです。

　エルグランドは、日産の最上級ミニバン。初代モデルは1997年登場と、当時としては目新しい“高級ミニバン”として登場し、人気を博します。

　現行モデルは2010年に登場した3代目、ゆとりのある広い室内と上質感のある内装をあわせ持ちます。

「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や「踏み間違い衝突防止アシスト」などの先進安全装備で構成される「360°セーフティアシスト（全方位運転支援システム）」や、低重心プラットフォームによる優れた操縦安定性などが特徴的です。

　エクステリアは、巨大なグリルが目を引く雄大なデザイン。インテリアは、厳かな高級感を感じる仕上がりです。

　パワートレインは、最高出力170馬力・最大トルク245Nmを発揮する直列4気筒エンジンと最高出力280馬力・最大トルク344Nmを発揮するV型6気筒エンジンの2種類。これに組み合わされるのは、エクストロニックCVT-M6です。

　そんなエルグランドの一部改良が2024年3月28日に実施され、「インテリジェント アラウンドビューモニター（移動物 検知機能付）」、「ディスプレイ付自動防眩式ルームミラー」が全車標準装備となりました。

　また、日産モータースポーツ＆カスタマイズが手掛けるエグゼクティブ向けの特別仕様車「VIP」にも合わせて同様の一部改良が行われました。

「VIP」は「エグゼクティブのための走る執務室」をコンセプトにつくられた特別仕様車。通常モデルの3列シートレイアウトを変更し、後席を大型の2人がけパワーシートにした贅沢な2列シート・4人乗り仕様の設定が大きな特徴です。

　ギャザーを施した本革シート（シート地は白と黒から選択可能）や後席の読書灯、100V電源、ツインサンルーフなどを装備しています。

　なおエルグランド VIPには通常の3列シート・7人乗り仕様の設定も用意され、多人数乗車の用途にも対応しています。

　新型エルグランド VIPの価格（消費税込み）は、3列仕様車が636万7900円から、2列仕様車は、807万8400円からです。

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　昨年2023年3月31日には、この「VIP」をベースとしたさらなる特別仕様「エルグランド VIP 移動会議室」が日産の内田誠CEOに納車されたことが明らかにされていました。

　エルグランド VIP 移動会議室仕様車の詳細は明らかにされていませんが、日産は2021年5月、クルマで移動中にウェブ会議が快適にできる「移動会議室」の実証実験を開始しており、この際に使用された試験車両のエルグランド VIP 2列仕様車と同等の仕様と推察されます。

　この実験車両では、後席の正面には32インチの大画面ディスプレイや、ウェブ会議用のカメラ、スピーカー、マイクなどを設置し、5Gの通信回線を車載するほか、前席と後席の間には遮音壁を備え、秘匿性の高い会議にも対応していました。

　日産のトップも愛用するエルグランド VIP。日産ファンにとっては注目の1台かもしれません。