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「名神湾岸連絡線」阪神高速として開通へ!? 西宮ICから南に延伸「神戸の渋滞スルー」国と合同工事で2032年完成予定

くるまのニュース / 2024年4月3日 16時40分

阪神高速は2024年3月29日、名神高速道路を西宮からさらに南へ延伸し、5号湾岸線へ直結させる「名神湾岸連絡線」について、国から事業許可をうけたと発表しました。この道路が開通すれば、どう便利になるのでしょうか。

■西宮ICから湾岸線までの2.7kmを整備

 阪神高速は2024年3月29日、名神高速道路を西宮からさらに南へ延伸し、5号湾岸線へ直結させる「名神湾岸連絡線」について、国から事業許可をうけたと発表しました。
 
 この道路が開通すれば、どう便利になるのでしょうか。

 名神湾岸連絡線は、西宮ICと西宮浜ランプ付近をむすぶ約3kmの新路線です。

 わずか3kmの短絡線ですが、ここが開通することで、名神から来て神戸市街へ向かう交通流が、3号神戸線だけでなく5号湾岸線へ分散することになります。

 といっても、5号湾岸線は六甲アイランドでブツ切れ状態。神戸中心街まで到達していないので、今のままでは第2ルートとして使い物になりません。しかし現在、湊川方面(駒栄ランプ)までの延伸工事が進行中です。開通すれば、5号湾岸線は三宮周辺をまるごとスルーするルートとなります。

 そうなると、名神湾岸連絡線の開通とあわせて、名神~5号湾岸線~神戸山手線というバイパスルートが実現することとなります。魚崎・生田川・摩耶といった3号神戸線の渋滞スポットを避けて抜けられるようになります。

 気になる進捗状況ですが、名神湾岸連絡線は、2021年に事業化、現地測量を経て、2024年度は国土交通省で調査設計が行われる予定です。

 そんななか今回、阪神高速は、この名神湾岸連絡線の本体部(一部ランプのぞく計2.4km)について「合併施行方式」という形で、阪神高速の事業の一部としておこなうことが正式に決定しました。

 これにより、名神湾岸連絡線は開通後、阪神高速道路の一部として運営される可能性が高くなりました。

 合併施行方式というのは、国が「公共事業」として整備の一部を担い、あわせて有料道路会社も「有料道路事業」として残りを整備し、完成したあとは有料道路として整備する手法です。整備費用を国が一部負担することで、企業も多額出費というハードルが下がり、事業を進めやすくなるというわけです。先述のとおり、調査設計は国がおこなっています。

 阪神高速の担当する事業は、工事予算500億。完成予定は「2032年3月末」となっています。

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