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スバル斬新「観音開きクーペ」がスゴイ! “400馬力”の「水平対向6気筒ターボ」&伝統の4WD採用! 斬新グリル採用のスイスで公開されたコンセプトカー「B11S」とは?

くるまのニュース / 2025年1月24日 21時10分

現在のスバルといえば六角形の「ヘキサゴングリル」がデザインのアイコンとなっていますが、かつては翼の広がりを表した「スプレッドウイングスグリル」が用いられていました。なかには、どこか海外メーカーのクルマを彷彿とさせるモデルも存在しています。一体どのようなクルマなのでしょうか。

■アルファロメオの雰囲気を感じるスバル「B11S」

 これまでにスバルが開発したモデルのなかには、どこか海外のクルマを彷彿とさせるクルマも存在しており、その代名詞とも言える1台が2003年に開催された「ジュネーブモーターショー」で登場した「B11S」です。
 
 ボクサーエンジン搭載の4ドアクーペでしたが、スバル車というよりも、どこかアルファロメオのような雰囲気をまとった1台でした。
 
 一体どのようなクルマなのでしょうか。

 B11Sは、スバルが自社のデザインの将来性をアピールする目的として開発したコンセプトカーです。

 コンセプトの立案には当時の社長だった竹中恭二氏が参画。

 そしてデザイン部門の出身としては初めて執行役員となった杉本清氏がリーダーとなり、開発が進められました。

 エクステリアはスバルの行動指針である「個性、革新、勇気」をイメージしたものとしており、全体的に流麗な曲線で構成されたエレガントかつスタイリッシュなデザインなのが特徴です。

 特に目を引くのが「スプレッドウイングスグリル」と名付けられた、逆三角型のフロントグリル。

 このグリルは、ジェットエンジンのエアインテークと翼の広がりを表したもので、航空機にゆかりのあるスバルらしいコンセプトのデザインだといえます。

 しかし、“そのまま”ではないものの、盾型グリルを備えるイタリアの自動車ブランド「アルファロメオ」のような雰囲気も醸し出していた1台でした。

 ちなみに、2002年にかつてアルファロメオのデザイナーだったアンドレアス・ザパティナス氏がスバルに加入(「R2」などをデザイン)していますが、アルファロメオのような雰囲気を持つスプレッドウイングスグリルとは無関係なのだそうです。

 また、B11Sはサイドドアが観音開きになっているのも特徴でした。開口部を広く取ることで、特に後部座席への乗降がスムーズになります。

 当時の発表によると、観音開きのサイドドアは「インテリアより広く見せることに貢献している」とのことでした。

 ルーフはスモークガラスを採用したグラスルーフになっています。

 あえてスモークガラスにすることで、外から入ってくる光を柔らかくし、鮮やかなスバルブルーで統一されたインテリアの質感を高めていました。

 搭載するエンジンは、スバル伝統の水平対向エンジン。

 当時開発中だった6気筒モデルで、ツインターボを装着することにより最高出力は400psというハイパワーを生み出します。

 そこにトランスミッションは5速ATを組み合わせるとともに、スバル独自の4輪駆動システム「シンメトリカルAWD」を採用。

 走行時の安定性と回頭性を両立させていました。

 当時の社長がコンセプト立案に参画するなど、会社を挙げて開発されたB11Sですが、残念ながら市販化はされませんでした。

 しかし、水平対向エンジンにシンメトリカルAWDなど、今でもスバルの代名詞となっている技術は、後の新型車にも受け継がれていくことでしょう。

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