米、比に中距離ミサイル装置 共同演習で初展開、中国けん制
共同通信 / 2024年4月17日 10時32分
【ワシントン、マニラ共同】米太平洋陸軍は16日までに、フィリピン軍との共同軍事演習の一環として、中距離ミサイルが発射可能な装置を同国ルソン島に11日に展開したと発表した。米国とロシアの中距離核戦力(INF)廃棄条約失効を受け、地上発射型のミサイル装置を配備する初の例とみられる。南シナ海で軍事活動を継続する中国をけん制する狙いがある。
米軍内には急速な軍拡を続ける中国に対抗するため、日本の南西諸島から台湾、フィリピンを結ぶ「第1列島線」に射程500キロ以上の中距離ミサイルを置く構想があり、今後具体化するかどうかが注目される。
太平洋陸軍は声明で「フィリピン軍との相互運用性や即応力、防衛能力を高める重要な節目となる」と意義を強調した。発射装置には迎撃ミサイル「SM6」や巡航ミサイル「トマホーク」が搭載可能という。
米国は射程500~5500キロのミサイル全廃を定めたINF廃棄条約が失効したことで地上発射型中距離ミサイルの配備が可能になった。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
米中外相会談 台湾問題は「越えてはならないレッドライン」中国がアメリカけん制
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年4月26日 20時17分
-
中国外相、米にミサイル配備撤回求める
共同通信 / 2024年4月26日 17時40分
-
米国のアジア太平洋地域への中距離ミサイル配備に断固たる対抗―中国国防部
Record China / 2024年4月26日 13時20分
-
米、比に共同演習で中距離ミサイル配備
共同通信 / 2024年4月17日 9時25分
-
ロ、ミサイル巡り米に警告 アジア太平洋への配備警戒
ロイター / 2024年4月11日 22時27分
ランキング
-
1ウクライナで続く動員逃れ、越境試みた30人死亡…1日120人が出国認められず
読売新聞 / 2024年4月30日 20時35分
-
2米でシーク教指導者“殺害計画” 関与疑われるインド「懸念すべき問題で政府の方針に反する」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年4月30日 18時57分
-
3シーク教徒殺害計画に印政府関与疑惑、米政府「深刻に受け止め」
ロイター / 2024年4月30日 15時40分
-
4中国が対ロ「地下ルート」貿易決済、制裁逃れで苦肉の策
ロイター / 2024年4月30日 14時2分
-
5休戦合意でもラファ侵攻 ガザ情勢でイスラエル首相
共同通信 / 2024年4月30日 23時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください