遺体損壊疑い、36歳知人を逮捕 主導疑い男、夫婦会社マネジャー

警視庁大崎署に入る前田亮容疑者（中央）＝7日午前7時25分

　栃木県那須町の河川敷で焼損した夫婦の遺体が見つかった事件で、警視庁と栃木県警の合同捜査本部は7日、死体損壊容疑で、夫婦の知人で不動産会社役員前田亮容疑者（36）＝千葉県船橋市＝を逮捕した。事件の逮捕は6人目。同容疑で6日に逮捕された会社役員関根誠端容疑者（32）＝東京都世田谷区＝が、夫婦の会社でマネジャーとして運営に関わっていたことも分かった。

　関根容疑者は夫婦の長女と内縁関係にある。両容疑者は知人で、遺体発見前日の4月15日夜に夫婦と一緒に行動していた。合同捜査本部は何らかのトラブルがあり、関根容疑者が事件を主導した疑いがあるとみて調べている。

　4月15日午後9時半ごろ、東京・上野で夫婦と前田容疑者が歩く姿が防犯カメラの映像で確認されていた。前田容疑者が借りたレンタカーで品川区に移動し、午後11時半ごろには、関根容疑者を含む計4人でいる様子も写っていた。その後、夫婦が暴行を受けた疑いがある都内の空き家に4人で向かったとみられる。

　死亡したのは会社役員宝島龍太郎さん（55）と妻幸子さん（56）。