新体操日本勢、涙の帰国 鈴木「五輪行けず悔しい」

新体操のアジア選手権から帰国し、取材に応じる鈴木歩佳主将（右から3人目）ら＝7日、成田空港

　新体操のパリ五輪大陸別予選を兼ねたアジア選手権（タシケント）で出場権を逃した日本勢が7日、成田空港に帰国し、団体総合2位で残り1枠の切符に届かなかった日本の主将、鈴木歩佳（ミキハウス）は「みんなで一緒に五輪に行けない悔しさがすごく大きい」と涙をこぼした。連続出場は4大会で途絶えた。

　個人総合3位の松坂玲奈（ヴェニエラRG）は「悔しい思いはあるが、持っている力は十分発揮できた」と話し、6位の喜田未来乃（エンジェルRG・カガワ日中）は「悔しい結果になってしまった」と唇をかんだ。

　新体操が初採用された1984年ロサンゼルス五輪以降、全種目で出場権を獲得できなかったのは初めて。