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ウクライナ防衛強化へ工程表 支援国会合、米の関与継続不透明

共同通信 / 2025年1月10日 18時51分

ウクライナ防衛支援の関係国会合であいさつするゼレンスキー大統領(中央)ら=9日、ドイツ西部のラムシュタイン米空軍基地(ゲッティ=共同)

 【キーウ共同】ドイツ西部のラムシュタイン米空軍基地で9日開かれたウクライナ防衛支援の関係国会合は、同国の防衛強化に向けた2027年までの工程表を採択した。ゼレンスキー大統領は会合後、20億ドル(約3165億円)相当の追加軍事支援の約束を得たと表明した。会合は米国主導で開催されてきたが、トランプ次期米大統領が今後も関与を継続するかどうかは不透明だ。

 米国防総省によると、関係国会合には約50カ国が参加。22年4月に初開催し、25回目の今回がバイデン政権下で最後となった。工程表採択は、トランプ氏の今月20日の就任を前に、長期的にウクライナを支える決意を強調する狙いがある。

 ゼレンスキー氏は9日、ウクライナメディアに対し「とても良い会合で、良い結果が出た」と強調した。次回は2月に開催される予定だとしているが、オースティン米国防長官は会合後の記者会見で、会合の存続は「(米国の)次期政権の判断次第だ」と述べるにとどめた。

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