水産物の加工業を行う「きゅういち」 廃棄ホタテ貝殻 炭酸カルシウム肥料などへの再利用に向け取り組み開始
共同通信PRワイヤー / 2024年4月12日 9時0分
クックビズ株式会社の連結子会社である、水産物の冷凍加工を行う、きゅういち株式会社(本社:北海道函館市、代表取締役社長:藪ノ 賢次、以下きゅういち)は、ホタテ貝殻の再利用に取り組む、株式会社北海道スカラップ(本社:北海道茅部郡、代表取締役社長:吉 康郎、以下北海道スカラップ)へ廃棄予定のホタテ貝殻を納品、リサイクル製品としての取り組みを開始しましたので、お知らせいたします。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202404119328-O5-w2Gt5w4H】
■株式会社北海道スカラップについて
函館市に工場を構える北海道スカラップは、地域の排出事業者等と連携し近隣の水産加工場で発生するボイルホタテ貝殻のリサイクル事業を展開しています。
これまで加工業者等の敷地内に野積み放置され、環境・景観上問題視されてきた加工後の貝殻に関して、2006年に会社を設立してホタテ貝殻のリサイクルを開始。不純物を除去したのち粉砕、添加物を混合して土壌改良剤として製品化し、道内農場等に販売することで廃棄量の大幅削減を実現しています。
地元特産の養殖ホタテの貝殻を有効活用し、廃棄物の排出抑制に大きく貢献したことが評価され、令和元年度「北海道ゼロ・エミ大賞」優秀賞を受賞。
ホタテの貝殻を石灰肥料にリサイクル加工し、道内各地の牧草地や畑(そば・アスパラガスなど)で利用されています。
■ホタテ貝殻について
ホタテの貝殻は土壌のpH緩衝作用の改善に有効であり、石灰石にはない有機成分が含まれているため、副産石灰肥料として使用されています。主に牧草地の土壌改良剤として使用されており、北海道の広大な牧草地に毎年散布することで、貝殻の再利用が可能となります。また製造過程で余分な廃棄物を出さないという利点もあり、農業分野においての有効活用が期待されます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202404119328-O1-99NysnAL】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202404119328-O7-379kEBOe】
これまでホタテの貝殻は燃やして廃棄することができないため、一般的には埋め立てることしかできず、また土壌汚染につながることから環境汚染なども懸念されており、産業廃棄物として取り扱われてきました。
北海道スカラップでは、貝殻を粉砕して環境改良材、炭酸カルシウム肥料、滑り止め材、牛舎環境改善材等に製品化を行っています。
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