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共同出資会社「木環の杜(こわのもり)」設立、26年3月福島県いわき市に新設工場稼働

共同通信PRワイヤー / 2024年4月18日 19時32分

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~製材・木材加工品の製造で国産材の活用を促進~


2024年4月18日

住友林業


 住友林業株式会社(社長:光吉 敏郎 本社:東京都千代田区/以下住友林業)など3社の共同出資会社「株式会社木環の杜(こわのもり)」(社長:安永 友充 本社:福島県いわき市/以下木環の杜)が2026年3月に新設工場を稼働します。福島県いわき四倉中核工業団地内に工場を新設し、国産スギを中心に製材や木材加工品を製造します。「木環の杜」は住友林業、恒栄資材株式会社(社長:柵木 裕司 本社:東京都渋谷区/以下恒栄資材)、和田木材有限会社(社長:山﨑 和昭 本社:福島県いわき市/以下和田木材)の3社が昨年11月に設立。住友林業は経営全般、原木集材や商品販売、恒栄資材は工場管理と集成材製造、和田木材は原木集材と製材工場管理を担当します。国産材の活用を促進し、国内の持続可能な森林経営と地域の木材市場活性化に貢献します。2022年2月に発表した長期ビジョン「Mission TREEING 2030」で掲げる「ウッドサイクル」を回しウッドチェンジを推進するプロジェクトの一つです。


■事業概要

 「木環の杜」はいわき市で四倉工場と湯本工場を運営します。

 新設する四倉工場はいわき四倉中核工業団地内(事業予定地:区画2-1-1、区画2-3)で、スギの中大径木を主体とした国産材の製材及びこれら製材の加工を担い、主に2×4住宅で利用する構造用製材(ディメンション材)を製造します。今夏を目途に着工、2026年3月に操業開始する計画です。周辺地域での原木需給への影響を考慮しながら段階的に集材量を増やし、年間原木投入量110,000m3を目指します。

 湯本工場は集成材の製造事業を営む恒栄資材湯本工場を2024年4月、事業譲受致しました。現在の輸入ラミナ(集成材を構成する板状の材、挽き板)を利用した集成材の製造を引き継ぐほか、国産材を利用した集成材の製造も計画しています。


■事業のねらい

 「木環の杜」は輸入材使用比率の高い住宅部材の国産材活用を積極的に進め、その比率を高めていくことがねらいです。特に国産材比率が低いディメンション材の国産材化に取り組みます。国内の新設住宅着工数が減少傾向にあるなかで、国産材使用比率を高め国産原木の需要量を一定量保ち、加えてウッドショックの様な外的要因に左右されず安定的に構造材を供給できる体制を構築します。

 四倉工場は主にスギの中大径木を扱う大型工場で、地域の森林資源の更なる有効活用を進め、国産材を安定的に利用していきます。川上の山元や素材生産会社から原木が供給され、川中の製材工場、プレカット工場及び川下の住宅メーカーまで製材品、木材加工品を流通させるサプライチェーンを地域のステークホルダーと協業しながら強化し木材市場の活性化に貢献します。

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