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緑が丘ネオポリスにおいて空間拡張システムの実証実験を開始

共同通信PRワイヤー / 2024年4月23日 10時18分


 その中でも、兵庫県三木市の「緑が丘ネオポリス」では、2015年8月にまちの活性化に向けて産官学民がそれぞれの強みを生かしながら戸建住宅団地の課題解決を検討する「郊外型住宅団地ライフスタイル研究会」が設立。当社などが代表幹事企業を務める当研究会では、一般社団法人「生涯活躍のまち推進機構(現:みらまち緑が丘・青山推進機構)」の設立や自動運転によるコミュニティ内移動サービスの実証実験、コミュニティ施設の設置などの取り組みを進めてきました。


 2023年11月には、当社と一般社団法人「みらまち緑が丘・青山推進機構」が「緑が丘ネオポリス」で実現したいみらいのまちについてのワークショップを開催。地域住民67名と意見交換した結果、日頃の困りごとの解決や新たな人間関係を構築できる「コミュニティの場の創出」が求められることがわかりました。


 これまでコミュニティ施設では、イベントなどのきっかけがない場合には利用者は限られてしまうため、定常的に多世代が集って交流する仕組みを必要としていました。そこで、当社はコミュニティ施設において空間拡張システムによる郊外型住宅団地のコミュニティ活性化への効果を検証することにしました。


 本実証実験での結果をもとに、コミュニティ施設の利用頻度向上につながる空間拡張システムを開発し、行政サービスの告知や企業による商品販売の仲介などに繋げていきます。



【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202404229809-O3-k5Z7M2B0】 【空間拡張システム】


 


1.仮想空間の体験や遠隔地との空間共有などを実現する空間拡張システムの実証実験


 実証実験では、兵庫県三木市のコミュニティ施設を利用して、子どもから高齢者まで、多世代の住民に仮想空間の体験や遠隔地との空間共有によるコミュニケーション機会を提供します。


 仮想空間とつながる体験では、居合わせた住民同士の交流を活性化させるため、映像と自然音で居心地の良い空間を演出します。古都風景や古民家の室内など日常に溶け込む4種類のデジタル映像をプロジェクターで映すとともに、リラックス効果のある雨音や囲炉裏で薪をくべる音などを複数のスピーカーをもちいて立体音響として流します。


 遠隔地との空間共有では、遠隔地とのコミュニケーションを活性化するため、道の駅やほかの地域のコミュニティ施設とつなぎます。遠隔地側の表情や身振り、声などを共有するために、複数のスピーカーやプロジェクター、ビデオ会議システムを使用して、実寸大の映像や環境音などを伝えます。2024年4月17日から2024年4月24日は、「食に関する遠隔地の魅力」をテーマにして、コミュニティ施設と「道の駅かなん」(大阪府南河内郡河南町)をつなげ、2024年5月以降は、住民の要望に応じた場所やテーマを設定していきます。

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