世界ループス連盟の世界的な調査によると、ループス患者の91%がループスの治療に経口ステロイド薬を使用していると回答
共同通信PRワイヤー / 2024年5月7日 10時15分
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5月10日の世界ループスデーを前に、全世界に向けて調査結果とループスの事実を共有するよう要請
ワシントン, 2024年5月6日 /PRNewswire/ -- 世界ループス連盟が近年実施した世界的な調査によると、回答者の91%がループスの治療のためにステロイドを内服しているか、内服したことがあると報告しています。同調査には、100ヶ国以上のループス患者7,700人超が参加しました。
調査の結果、回答者の相当な割合(75%)が1年以上、27%が10年以上ステロイドを使用していることが判明しました。さらに、回答者の43%が、日常的に推奨維持量(5~7.5mg)以上のステロイドを服用していると回答し、58%が30mg以上の最大用量を服用していると回答しました。圧倒的多数の調査回答者(96%)がステロイド使用の長期的影響について懸念していると報告しました。
ループスとは、慢性の自己免疫疾患で、心臓、腎臓、肺、血液、関節、皮膚など、体のあらゆる部分に炎症や痛みを引き起こす疾病です。ループスでは、感染症と戦う免疫系が、健康な組織を攻撃します。ループスの患者の多くは、炎症を抑えるためにステロイド(プレドニゾロンなど)を服用します。しかし、ステロイドは多くの副作用を引き起こす可能性があり、ステロイドを長期間服用している人は、感染症や骨粗しょう症、糖尿病など、他の深刻な健康問題のリスクが生じる場合があります。
ループス患者がステロイド治療中に経験する副作用の重大な負担がこの調査で明らかになりました。回答者の10人中6人が、糖尿病や心臓病、臓器障害、骨粗鬆症、視力障害など、少なくとも1つの大きな副作用を経験していると報告しています。この数字は、5年以上ステロイドを服用していた人々の間で70%に上昇しました。
さらに、ステロイド使用を報告した回答者の95%が少なくとも1つの副作用を経験していると報告しており、19の潜在的な副作用のリストから、個人ごとに平均6つの副作用が報告されました。ステロイドの副作用で最も多かったのは、体重の増加(77%)、気分の浮き沈み(54%)、外見の変化(53%)、そして不眠(52%)です。
「ステロイドは炎症を抑え、ループス患者が病気を管理するのに役立つことがわかっていますが、同時にステロイドはさまざまな副作用を引き起こし、他の重大な健康問題を引き起こす可能性があることも知られています。」と、米国ループス財団のメディカルディレクターであり、アレゲニーヘルスネットワーク医学研究所の会長であり、ループス・センター・オブ・エクセレンスのディレクターであるSusan Manzi医学博士(MPH)は述べました。「残念ながら、これらの調査結果により、ループス患者が長期にわたってステロイドへの依存が続いていることが再確認され、副作用が少ない新しいループス治療法への切迫した需要が浮かび上がっています。」
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