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がんワクチンの可能性の解明を目指すInfinitopesの論文が査読付き誌に掲載

共同通信PRワイヤー / 2024年5月10日 9時37分

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「Human Vaccines&Immunotherapeutics」誌掲載論文が強調したのは、パンデミック以降の腫瘍生物学とワクチン技術の理解の進展


オックスフォード, 英イングランド, 2024年5月9日 /PRNewswire/ -- 世界有数の精密抗原探索プラットフォームと、防御免疫反応を持続的に刺激できるワクチンベクターを組み合わせた総合がんバイオテクノロジー企業Infinitopes Precision Immunomicsは9日、「Human Vaccines&Immunotherapeutics(HVI)」誌に査読付き論文が掲載されたと発表しました。本論文は、がんワクチンの現状と固形腫瘍の治療でワクチン技術が直面している課題について概説した上で、適切なターゲット、適切なベクター、適切なタイミング、適切な患者を組み合わせた、がんワクチンに対するInfinitopesの複合アプローチの強みを説明しています。


「Unlocking Cancer Vaccine Potential:What are the Key Factors?(がんワクチンの可能性の解明:重要な要素は何か?)」と題した査読論文は、HVIのがんワクチン特集号掲載用に同誌編集部から招待され、寄稿したものでした。同社は、オックスフォード大学がんワクチンプログラムの上級研究者と緊密に協力し、査読論文を共著しました。本論文は、がんワクチン開発の歴史、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のパンデミックがワクチン免疫学に与えた影響、固形腫瘍領域でワクチンの臨床開発を成功させるに当たって直面しているハードルについて記述しています。


腫瘍生物学の理解が乏しいことが、これまでがんワクチン開発の進展の大きな障害となってきました。2024年4月に発表された1280万ポンドのシード資金調達を受け、Infinitopesは、相乗効果の最も高い腫瘍ターゲットを正確に同定するため、世界最先端の質量分析装置に資金を投じています。これにより同社は、今年後半に第I/IIa相試験を開始する予定の主力ワクチン候補に加え、さらに5つのがんに対する精密標的がんワクチンにまで開発の手を広げられるようになります。


Infinitopes最高経営責任者(CEO)のJonathan Kwok博士は、以下のようにコメントしています。


「Infinitopesのチームは、効果的ながんワクチンの開発に必要な基礎免疫学に関する膨大な知見を蓄積してきました。当社はこの10年間、ターゲットを正確に絞り、持続的に刺激を与える安価なワクチン療法の設計に必要な構成要素に関する理解を具体化させてきました。権威ある『Human Vaccines&Immunotherapeutics』誌の読者の方々と私たちの学びを分かち合う機会をいただいたのは光栄で、これが将来の共同研究につながることを期待しています」

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