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EY調査、世界のIPOトップ地域が入れ替わり

共同通信PRワイヤー / 2024年5月22日 10時55分

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・2024年第1四半期、世界のIPO件数は対前年比で7%減少、調達額は7%増加


・米国は過去20年で最低の調達額を記録した2022年から回復へ


・AI関連スタートアップがプライベート市場で著しく成長


 


EYは、2024年第1四半期(以下、1Q)のIPOに関する調査結果を発表したことをお知らせします。今年のIPO市場は慎重ながらも前向きなスタートを切りましたが、その後、静かな時期を経て、一部で活動再開の兆しが見られました。2024年のAmericas(北米・中米・南米)およびEMEIA(欧州・中東・インド・アフリカ)のIPO市場は好調に始動し、世界全体の調達額増加に寄与しました。一方で、Asia-Pacificが弱含みでスタートし、世界全体の調達額を引き下げる結果となりました。2024年1Qは、世界のIPO市場において287件のディールにより総額237億米ドルが調達されました。これは前年比で件数では7%の減少、調達額では7%の増加を示しています。これらを含む調査結果は、EYの四半期レポートEY Global IPO Trends Q1 2024(以下、「本調査」)で公表しています。


 


2024年1Qには、主要なIPO市場のほとんどで、現在の株価が公開価格を上回るIPOが数多く実現しました。この現象は、発行会社と投資家との間の信頼感が高まったことにより、バリュエーションと価格水準が向上したことを示唆している可能性があります。


 


IPOは、プライベートエクイティ(PE)企業が成し遂げる最高の成果の一つであり、自社の実力を世に知らしめる、成長過程における重要な節目です。2024年1Qは、PEの投資を受けて約10件のIPOが実施されました。うち5件は世界のトップ10のIPOとして位置付けられ、マーケットにおけるその存在感の大きさを示しています。


 


大半の人工知能(AI)およびAI関連のビジネスは、まだシード期または初期段階にあるベンチャーキャピタル(VC)によって営まれているものの、その有望さと影響範囲の大きさによって、プライベート市場で著しい成長を遂げています。このことは、AI関連企業が公開市場へ進出する前にプライベート市場において成熟するため、数年後には、IPO件数が急増する可能性があることを示唆しています。


 


エリア別パフォーマンスの概要:AmericasとEMEIAでIPO活動が回復する中、Asia-Pacificでの

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