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フンで見つける魚の病気

共同通信PRワイヤー / 2024年6月17日 22時0分

著者:Mio Takeuchi, Erina Fujiwara-Nagata, Kyohei Kuroda, Kenji Sakata, Takashi Narihiro, Jun Kikuchi

DOI:10.1128/msphere.00301-24


用語解説

冷水病

フラボバクテリウム サイクロフィラムによるアユやニジマスの感染症で、予防法がないため世界的に問題となっている。アメリカで発生した魚病だが、日本でも1985年頃から問題化している。


バイオマーカー

病気や健康などの指標となる生物由来の物質。近年では特定の症例に関連する微生物を微生物バイオマーカーとして利用する研究も進められている。


マイクロバイオーム

土壌や水中などの自然環境、さらにはヒトや動物体の表面や腸内に存在している微生物コミュニティー(微生物叢)のこと。特に生物の腸内マイクロバイオームは相互に関連するとともにホスト生物とも相互作用しながら健康や病気に大きく影響することが明らかになりつつある。


メタボローム

代謝物(メタボライト)とギリシャ語ですべてという意味のオームを組み合わせた言葉で、含まれる代謝物の総体情報をさす。核磁気共鳴分光法(NMR)など各種の分析手法で解析される。


ショットガンメタゲノム解析

環境中の複合微生物から抽出したDNAを断片化し、網羅的に解読することで、複合微生物の生態や機能を解析する手法。


NMR

核磁気共鳴分光法 (Nuclear magnetic resonanceの略) 。さまざまな物質の化学結合の状態を原子レベルにて非破壊で解析することが可能。


コルチゾール

副腎皮質ホルモンである糖質コルチコイドの一種であり、ストレスを評価する指標物質として使われている。血液中のコルチゾール濃度を測定することが一般的であるが、魚のうろこや体表粘液、フン、飼育水などでも測定されており、水産分野においては特にフンや飼育水を使った非侵襲的な測定が望ましい。


段階的回帰法

重回帰分析において目的変数と関係する説明変数を選択する方法の一つ。


ドラフトゲノム

ある生物の全ゲノムの一部分。ゲノム配列には繰り返し配列などの解読が困難な部分が含まれているため、環境中から得られたショットガンメタゲノム情報を利用して完全ゲノムを構築することは難しい。このため、一部の配列情報を使って、微生物群の機能解析に必要な程度までゲノム配列を再構築したうえでゲノム解析を行うことが多い。


ディスバイオシス

健全な状態のホスト生物のマイクロバイオームが、病気や抗生物質などのきっかけにより、構成比や存在量が変化すること。


プレスリリースURL

https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2024/pr20240617/pr20240617.html


関連URL:https://kyodonewsprwire.jp/release/202406132127

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。詳細は上記URLを参照下さい。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

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