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高強度レーヨンに迫る強度と伸度を両立した低環境負荷カーボンナノチューブ複合セルロース繊維を開発

共同通信PRワイヤー / 2024年6月25日 14時0分


今後の予定

今後、実用的な製造プロセスの開発と得られる複合繊維の試作を進め、タイヤメーカーと連携し、タイヤメーカーで試作品の評価を受ける予定です。


論文情報

掲載誌:Composites Part B: Engineering

タイトル:Nanofiller effect of single-walled carbon nanotubes to elongate, toughen and acceleratingly produce ionic liquid dry-jet wet spun cellulose fibre

著者名:Kazufumi Kobashi, Takahiro Morimoto, Minfang Zhang, Takushi Sugino, Toshiya Okazaki, Junya Tsujino, Hideki Kajita, Yasuyuki Isojima, and Yasuo Gotoh

DOI:https://doi.org/10.1016/j.compositesb.2024.111643


用語解説

レーヨン

木材パルプなどの原料を化学薬品に溶かして再生したセルロース繊維。石油を原料とするポリエステル、ナイロンなどの合成繊維とは異なり、天然資源を原料とする。


カーボンナノチューブ

炭素原子だけで構成される直径が0.4~100 nm、長さが1~数十μmの一次元性のナノ炭素材料。その化学構造はグラファイト層を丸めてつなぎ合わせたもので表され、層の数が一枚だけのものを単層カーボンナノチューブ、複数のものを多層カーボンナノチューブと呼ぶ。


ランフラットタイヤ

パンクしてタイヤの空気圧がゼロになっても時速80キロメートルで80 kmの距離を走行できるタイヤ。パンク走行時には熱が発生するため、その素材には優れた耐熱性が求められる。


タイヤコード

タイヤの形状を保持する補強用の繊維で、タイヤの受ける荷重、衝撃、空気圧に耐える役割を持つ。タイヤの種類・サイズによってポリエステル、ナイロン、アラミド、レーヨンなどが使用されている。


タフネス

引張試験で材料が破壊されるまでに必要なエネルギーで、応力ひずみ曲線の内面積値で表される。


イオン液体

イオンだけで構成される物質で、概ね100℃以下の低温で液体として存在する。


 

プレスリリースURL

https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2024/pr20240625/pr20240625.html


関連URL:https://kyodonewsprwire.jp/release/202406212531

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。詳細は上記URLを参照下さい。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

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