膝サポーターが歩行を“整える”ことを実証
共同通信PRワイヤー / 2024年7月18日 14時5分
![膝サポーターが歩行を“整える”ことを実証](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/kyodopr/kyodopr202407163648_0-small.png)
着用により歩行の対称性が向上
ポイント
・ 膝サポーター着用の効果を評価
・ 早歩きの際に低下する歩行の対称性が、膝サポーターの着用により改善
・ 早歩き時の歩行の質を高め、転倒リスクを低減する可能性を示唆
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407163648-O1-9LA946ti】
概 要
国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」という)健康医工学研究部門 運動生理学・バイオメカニクス研究グループ 藤本 雅大 研究グループ長、稲井 卓真 研究員、土田 和可子 研究員、工藤 将馬 研究員は、香川シームレス株式会社 金地 晃司 専務、株式会社コヤマ・システム 佐野 弘実 代表取締役社長、一般社団法人香川県運動推進協会 安部 武矩 代表、四国学院大学社会学部 片山 昭彦 教授らとの共同研究において、膝サポーターの着用による「歩行の対称性」向上の有無を検証しました。
膝サポーターは高齢者の歩行機能の改善に有用とされていますが、その効果を客観的に示す検証データは不足しています。われわれは健常な高齢者の歩行を計測し、膝サポーターが歩行の対称性に及ぼす効果を評価しました。膝サポーターを着用せずに早歩きをすると、歩行の対称性(身体前後方向の腰部加速度から算出)が損なわれました。一方、膝サポーターを着用すると、対称性が向上する(歩行が整う)ことが明らかになりました。歩行の対称性と転倒リスクの間には関連性があり、高齢者では特に早歩きの際の転倒リスクの増大が報告されています。本研究結果から、膝サポーターは早歩きの際の転倒リスクを低減するのに有用である可能性が示唆されました。
なお、この研究の詳細は、2024年7月17日に「Frontiers in Bioengineering and Biotechnology」に掲載されました。
下線部は【用語解説】参照
研究の社会的背景
健康寿命の延伸において、高齢者の歩行能力の維持・向上は重要な課題です。膝サポーターは、日常生活から臨床現場に至るまで、膝に関する問題や悩みを抱える高齢者に広く使用されています。膝サポーターの着用により、膝の痛みの軽減や歩行機能の改善など、主に変形性膝関節症や前十字靭帯損傷などの関節疾患や受傷経験のある膝に対する効果が報告されています。しかし、健康な膝においては、歩行に対する効果と有用性を示す客観的な裏付けが乏しいのが現状でした。
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