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明治の乳酸菌Lactobacillus paragasseri OLL2716株の継続摂取が腸内細菌叢の変化を緩和する可能性を示唆

共同通信PRワイヤー / 2024年7月24日 14時0分

明治の乳酸菌Lactobacillus paragasseri OLL2716株の継続摂取が腸内細菌叢の変化を緩和する可能性を示唆

図1

第78回日本栄養・食糧学会大会にて発表


明治保有の乳酸菌Lactobacillus paragasseri OLL2716株の継続摂取が プロトンポンプ阻害薬単剤服用あるいはアスピリンとの併用による 腸内細菌叢の変化を緩和する可能性を示唆 ~第78回日本栄養・食糧学会大会にて発表~

 株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)と東海大学医学部付属八王子病院(病院長:野川 茂)消化器内科の鈴木孝良教授らの研究グループは、明治保有の乳酸菌「 Lactobacillus paragasseri OLL2716 株※1 」を含むヨーグルト(以下、 OLL2716 株を含むヨーグルト)の継続摂取が、プロトンポンプ阻害薬(以下、 PPI )※2 単剤服用あるいはアスピリン※3 との併用による腸内細菌叢の変化を緩和する可能性があることを明らかにしました。この研究成果は、第 78 回日本栄養・食糧学会大会(開催期間: 2024 年 5 月 24 日~ 26 日)において発表しています。


 

【研究成果の概要】

・PPI服用者(PPI群)あるいはPPIとアスピリン服用者(アスピリン群)の腸内細菌叢は

 両剤非服用者(対照群)の腸内細菌叢と有意に異なることが示されました。

・OLL2716株を含むヨーグルトを継続摂取していただいた結果、3群の腸内細菌叢には有意な

 差がなくなり、OLL2716株を含むヨーグルトはPPIや、PPIとアスピリン服用による腸内 

 細菌叢の変化を緩和する可能性が示唆されました。

・OLL2716株を含むヨーグルトを摂取したPPI群では、薬剤耐性や腸管感染症との関連がしばしば報告

 されているEnterobacteriaceae(腸内細菌科細菌)※4の相対存在量が有意に減少しました。

【研究成果の活用】

 日本人の死因の多数を占める心疾患や脳・血管疾患の予防には抗血小板薬であるアスピリンが広く用いられています。また、アスピリン起因性の小腸粘膜傷害の予防として使用されるPPIは、腸内細菌叢に強く影響を与えることが報告されています※5。今回、OLL2716株を含むヨーグルトの継続摂取により、PPI服用者やPPIとアスピリン服用者と両剤非服用者の腸内細菌叢に有意差がなくなり、PPIや、PPIとアスピリン服用による腸内細菌叢の変化が緩和された可能性が示唆されました。また、OLL2716株を含むヨーグルトを摂取したPPI群では摂取後に、Enterobacteriaceae(腸内細菌科細菌)の相対存在量が有意に減少しました。

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