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日本の平均寿命発表!長寿と短命、その差は食生活。 真打は『魚のタウリン』と『大豆のイソフラボン』

共同通信PRワイヤー / 2024年7月30日 10時0分


魚と大豆を食べると葉酸が増え、葉酸が脳を守るのです。

魚は海藻を食べることから、もしかしたら魚のタウリンは海藻由来かもしれないという推測のもと調べたところ、タウリンの含有率が高い海藻もあることがわかりました。菜食の戒律で魚が食べられない人も、紅藻類の海藻からでもタウリンをとることができます。

最近はミドリムシなどの微細藻類という小さな藻類にも注目が集まっています。こういった微生物にもタウリンが含まれている種類があり、栄養補助食品としてとることができます。




同じ沖縄の人でも移住したら寿命が縮んだ! その原因は・・・塩分量

同じ沖縄の人でも、ブラジルに移民した沖縄の人たちとの平均寿命が、沖縄県に住みつづけた沖縄県民よりも17年も短くなるという研究結果もありました。この原因は食事の違いでした。

各国の10万人あたりの脳卒中による死亡率を調べた調査では、塩分をとる国や地域ほど死亡率が高いことがわかりました。1日の塩分摂取量が7グラムを超えると、脳卒中で死亡する人は増えます。


塩分摂取量が東洋でもっとも少なかったのは、中国の広東地方の人たちでした。1日たった4.5グラムしか摂取していません。広東や香港の人たちは海に面しているため、魚を食べます。気候が温暖なので魚を塩漬けなどの保存食にせず、すぐに食べます。食べ方も寄生虫の害を防ぐため全体を加熱する蒸し料理が多く、焼き魚に比べて塩分をあまりとりません。それが塩摂取量の少ない理由です。


ブラジルと違い、ハワイに移住した日本人は1980年代に世界一の長寿となりました。ハワイの日本人は魚と大豆をよく食べ、ポリネシアの人がタロイモの葉で食材を包み、たき火の下に入れて蒸し料理をしていたのに学び、日本から持ってきた蒸し器を家庭で活用した蒸し料理が多いという特徴があります。彼らの1日の塩分摂取量はわずか6グラムで、タンパク質量もしっかり摂っていました。


また果物をたくさん食べるため、ビタミンEの血中濃度は日本人の2倍でした。認知症も寝たきりも少ないこともわかりました。


日本人の健康は和食が守っていると言ってもいいでしょう。1日に魚を80~100グラムか、大豆60グラムどちらかを摂ることで、心疾患のリスクを下げることができます。


ただ、和食にも欠点があります。塩分が多いこととタンパク質が少ないことです。現在でも7~8割の日本人が1日10グラム以上の塩分を摂っています。塩ではなく、だしのうま味や、お酢、香辛料などを上手に使って、塩分を減らす努力が必要です。

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