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『Basilisk HA自己治癒コンクリート』NETIS最高ランク『VE』技術に認定

共同通信PRワイヤー / 2024年9月9日 12時0分

令和4年度のNETIS登録からこれまで、排水路工事や道路改良工事などで採用された合計16件の工事における「活用効果調査表」のほとんどで「従来技術より優れる」、「今後も是非活用したい」という評価を受け、今回の評価の引き上げに至りました。

 「VE」評価に引き上げられた技術を採用した場合、施工業者は「活用効果調査表」を提出する必要がなくなり、書類作成や追跡調査の負担が大幅に軽減されます。これは、「Basilisk HA 自己治癒コンクリート」による自己治癒効果がこれまでの調査によって認められ、さらなる調査を必要としないレベルに到達したことを意味しています。


 私たちはコンクリートの耐久性を著しく向上させる自己治癒コンクリートを広く普及させることでセメント由来の温室効果ガスの排出量を戦略的に減らすNET ZERO運動に最も力を入れており、今回のNETIS評価の引き上げをテコに本技術の全国的な普及に拍車をかけたい考えです。


【Basilisk HA自己治癒コンクリートの概要】

 Basilisk HAコンクリートとは、アルカリ耐性のある特殊培養したバクテリアを生コンクリート製造時に処方することで、経年で“壊れて行く”通常のコンクリートを、クラック(ひび割れ)が発生しても自動的に治し続ける自己治癒型のスマートマテリアルへと転換する、バイオと素材技術を融合させたテクノロジーです。コンクリートに自己治癒性能を付加することで圧倒的に長寿命化し、社会インフラ等のライフサイクルコストの削減に繋げることが可能になります。


 新設時の初期コストは一定程度増加しますが、その後のメンテナンスがほぼ不要となるため修復コストの大幅な削減や人による維持管理・調査が軽減され人手不足の解消にもつながります。


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409096060-O14-0Iz0JqIP


 Basilisk HAコンクリートは普通コンクリートと比較して強度や耐久性が低下しないことが各種試験により確認出来ております。また使用するバクテリアが人体に悪影響を及ぼさないこともスクリーニング試験によって確認しております。


【自己治癒のメカニズム】

 Basilisk HA自己治癒コンクリートは、バクテリアと餌の元となるポリ乳酸を混合して製造した材料です。使用方法は、生コンクリート製造時に他の原材料と同時に混入し練混ぜます。Basilisk HAは練り混ぜによりコンクリート全体に分散され、ポリ乳酸は練混ぜ水による分解で、乳酸カルシウムに変っていきます。一方、バクテリアは強アルカリ環境下により休眠状態を保っています。

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