大規模AIクラウド計算システム「ABCI 2.0」が「ABCI 3.0」にリプレース
共同通信PRワイヤー / 2024年10月10日 14時0分
ABCI 3.0の利用について
ABCI 3.0は市場に準じた提供価格としつつ、「基盤モデル、生成AI、マルチモーダルAI等の最先端AI技術の研究開発・評価・人材育成」を目的とした利用に対して重点的に提供するため、料金をディスカウントします。具体的には、「標準利用」と「開発加速利用」の2クラス料金制を導入し、前者は市場価格を参考に定め、後者はその1/2の価格とします。開発加速利用は、申請に基づき、目的への合致性、開発の公開性、利用者・利用原資の属性等を審査の上、要件を満たす利用のみを認定するものです。
計算ノード(H) 1台あたりの2024年度利用料金は表1のとおりです。ただし2025年3月までは経過措置として、すべての利用に対して「開発加速利用」クラスの料金を適用し、2025年4月から新しい2クラス料金制を適用する予定です。
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107968/202410097802/_prw_PT1fl_Al4peTKH.png】
表1. ABCI 3.0の2024年度利用料金(抜粋)
※「バッチ」はベストエフォート型の利用形態で、サービスの混雑状況により利用開始まで待ちが発生する場合があり、継続利用時間にも制限があります。「予約」は利用者が計算資源を占有するため、バッチのような制限がありません。
※GPU 1基のみ・CPUのみの利用、共有ストレージの利用も可能であり、これらの料金は別途定めます。
今後の予定
ABCI 3.0は、2024年10月から段階的に導入され、11月から一部システムの試験運用を開始し、12月までに従来システムからのリプレースを完了する予定です。その後、各種調整を経て2025年1月中旬までに「ABCI 3.0」として一般提供を開始する予定です。
ABCI 3.0は、高度でより使いやすいAI開発環境を構築・提供するとともに、基盤モデル構築時に利用可能なデータ群の整備などを進めて、日本国内の生成AI開発能力の向上に寄与します。加えて、AI開発環境および計算インフラ構築ノウハウを国内クラウド事業者とも共有することで、計算インフラから生成AIのサービス提供に至る、幅広い産業の競争力強化に貢献します。
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