「見たいニュースだけ見る」はアメリカ特有の現象
共同通信PRワイヤー / 2024年10月30日 11時0分
―日本や香港では選択的接触は弱い―
「見たいニュースだけ見る」はアメリカ特有の現象 ― 日本や香港では選択的接触は弱い ―
詳細は早稲田大学Webサイトをご覧ください。
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M102172/202410299007/_prw_PT1fl_923jjPS5.png】
早稲田大学政治経済学術院の小林 哲郎(こばやし てつろう)教授、ペンシルベニア州立大学博士後期課程のZhifan Zhang、早稲田大学高等研究所のLing Liu講師の研究グループは、アメリカでは頑健に観察される党派的な選択的接触(※1)は、日本や香港ではかなり弱く、観察されない場合もあることを初めて明らかにしました。選択的接触は認知的不協和(※2)などの普遍的な心理的メカニズムで説明されることが多いですが、本研究は選択的接触が政治的分極化の進んだアメリカ特有の現象である可能性を示唆しています。
本研究の成果は、2024年10月10日に「Communication Research」(論文名:Is Partisan Selective Exposure an American Peculiarity? A Comparative Study of News Browsing Behaviors in the United States, Japan, and Hong Kong)に掲載されました。
研究に使用したモックオンラインニュースサイト(日本の例)と、日本、香港、アメリカにおける選択的接触の程度を示す実験結果を下記に示します。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410299007-O2-Tep3XwQL】 日本のモックオンラインニュースサイトの例
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410299007-O3-447wR3oK】
日本、香港、アメリカにおける選択的接触の程度
図中の略語について
Number:接触記事数(0個~2個)
Time:閲覧時間(秒)
Counter-attitudinal:自分の意見とは異なる記事
Pro-attitudinal:自分と同じ意見の記事
JP:日本
HK:香港
US:アメリカ
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