小さな刺激が選択の悩みを解消
共同通信PRワイヤー / 2024年11月18日 11時0分
■今後の課題
今後は、本研究の電気刺激が、手の選択に関する脳のメカニズムにどのように影響したのかを、脳波計やfMRIなどの脳活動を計測する手法を活用し検討する予定です。さらに、リハビリテーションにおいて、実際に脳卒中患者に対し効果があるか否かを検証し、臨床応用に向けた検討を行います。
■研究者のコメント
意思決定は意識にのぼらないプロセスも多く、その脳内機序は明らかになっていないことも多くあります。「手の選択」という、日常生活での意思決定を通じて得られた今回の知見は、その機序の解明に大きく貢献すると考えます。また、リハビリテーションにおいても、脳卒中患者の麻痺した手を使うように促す介入法として応用できる可能性があります。麻痺した手を積極的に使うことは、手の機能を維持・向上させるために重要です。このため、本研究は神経科学とリハビリテーション科学のどちらの分野からも注目される知見となっています。
■論文情報
雑誌名:Scientific Reports
論文名:Somatosensory stimulation on the wrist enhances the subsequent hand-choice by biasing
toward the stimulated hand
執筆者名(所属機関名):平山 健人(早稲田大学、University of Southern California)、髙橋 徹(早稲田大学、Laureate Institute for Brain Research)、Xiang Yan(早稲田大学)、古賀 敬之(早稲田大学)、大須 理英子(早稲田大学)
掲載日時:2024年9月30日(月)
掲載URL:https://www.nature.com/articles/s41598-024-73245-7
DOI:https://doi.org/10.1038/s41598-024-73245-7
関連URL:https://kyodonewsprwire.jp/release/202411180115
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