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介護老人保健施設国立あおやぎ苑 ガンマ波サウンドスピーカーの認知症患者における効果検証を日本初の実施

共同通信PRワイヤー / 2024年11月28日 13時30分

介護老人保健施設国立あおやぎ苑 ガンマ波サウンドスピーカーの認知症患者における効果検証を日本初の実施

ガンマ波サウンドを6カ月間聴いた認知症患者の 周辺症状「BPSD」を有意に改善、介護現場の雰囲気にも好影響


 

介護老人保健施設 国立あおやぎ苑 ガンマ波サウンドスピーカー「kikippa」(40Hz変調音)の 認知症患者における効果検証を日本で初めて実施 ガンマ波サウンドを6カ月間聴いた認知症患者における 周辺症状「BPSD」(暴言・暴力・介護拒否など)を有意に改善 スタッフの介護量を減少させ、介護現場の雰囲気にも好影響


医療法人社団 国立あおやぎ会(理事長 大冨眞吾)は、運営する介護老人保健施設 国立あおやぎ苑(東京都国立市)において、認知症患者に対するケアの新たなアプローチとして、2023年12月から、音声を40Hzに変調した「ガンマ波サウンド」を聴くことができるテレビスピーカー「kikippa」を導入しています。

導入に伴い、スピーカー設置前の2023年12月と設置後6か月の2024年6月で、認知症患者への効果や影響を検証するため、中核症状をHDS-R(長谷川式認知症スケール)、BPSD(周辺症状)をDBD-13(認知症行動障害尺度)で評価したところ、DBD-13が有意に改善することが認められました。また、BPSDの改善は、スタッフの介護量を減少させ、介護現場の雰囲気の改善につながりました。


*中核症状とは、脳の器質性変化によって生じる記憶障害や遂行機能障害などの症状

*BPSD(周辺症状)とは、認知症患者に対して不適切な接遇がなされると生じる暴言・暴力・介護拒否などの症状


「ガンマ波サウンド」を聴いた認知症患者のBPSDが有意に改善し、介護負担が減少

検証は、介護老人保健施設 国立あおやぎ苑に入所する2F(認知症フロア)の認知症患者25名と、3Fと4F(一般病床)の患者31名を対象に実施しました。

認知症患者が入所するフロアに設置したテレビに「kikippa」を接続し、音声を40Hzに変調した「ガンマ波サウンド」を毎日9時間、6カ月にわたって認知症患者の検証対象者に聴いてもらい、その前後で、中核症状とBPSDにおいて数値的あるいは臨床的に変化が生じるかを評価しました。同時に比較対象群として通常のテレビが設置された一般病床入所者の変化も評価しました。

「ガンマ波サウンド」を聴いた認知症患者の中核症状をHDS-Rを用いて評価したところ、その平均点数に有意な変化は認められませんでしたが、BPSDをDBD-13で評価した平均点数は17.96から14.96に3.00ポイント低下し、改善が認められました。一方、一般病床入所者では、中核症状とBPSDでの有意な変化は認められませんでした。 

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