介護老人保健施設国立あおやぎ苑 ガンマ波サウンドスピーカーの認知症患者における効果検証を日本初の実施
共同通信PRワイヤー / 2024年11月28日 13時30分
検証の概要
■検証期間:スピーカー設置前の2023年12月と設置後6か月の2024年6月で比較
■対象者:介護老人保健施設 国立あおやぎ苑の入所者(本人または家族の同意を得た上で実施)
• 認知症患者群:25名(男性4名・女性21名) 平均年齢88.56歳
• 一般病床入所者群:31名(男性6名・女性25名) 平均年齢89.26歳
■検証方法:
①認知症患者群が入所する認知症フロアのテレビの音声出力に「40Hz変調音声スピーカー」(シオノギヘルスケア社「kikippa」)を接続。テレビの音声をリアルタイムに40Hzに変調した「ガンマ波サウンド」を、1日9時間(9時~18時)にわたり流しました。比較対象である一般病床入所者群が入所する一般病床フロアには「40Hz変調音声スピーカー」を接続していないテレビの音声を流しました。本検証では、音声のみで刺激を行っており、光刺激は行っていません。
②検証期間の前後に、認知症患者群および一般病床入所者群の中核症状とBPSDを評価しました。中核症状の評価にはDBD-13、BPSD の評価にはHDS-Rを用いました。
■検証結果:
①40Hzに変調した「ガンマ波サウンド」を入所フロアに流した認知症患者群に、HDS-Rでは有意な変化は認められませんでしたが、DBD-13の評価では平均の点数が3.00点下がり有意な改善が認められました。
②40Hzに変調した「ガンマ波サウンド」が入所フロアに流れていない一般病床入所者群に、HDS-RおよびDBD-13で有意な変化は認められませんでした。
③認知症患者群でDBD-13の有意な改善が見られた結果、患者だけでなくスタッフにも明るい表情が生まれ始め、介護現場の雰囲気が著しく改善しました。
あおやぎ苑について
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411280730-O7-yZdk2pyo】
医療法人社団国立あおやぎ会が運営する「あおやぎ苑」は、介護老人保健施設やケアハウス、デイサービスなど多岐にわたる介護・医療サービスを提供しています。国立の地で平成10年に開設して「利用者様を大切に」「地域を大切に」「職員を大切に」と開設当時から思い続けています。
現在では、国立市、立川市、八王子市において17カ所(八王子健康管理センターを含め)で多岐にわたる介護関連事業所を展開し、多様な高齢者のご要望に最大限応えられる体制づくりを進めています。
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