高精度のタイヤ騒音予測手法を新開発 ~凹凸路面における性能予測において予測誤差1%※1を達成~
共同通信PRワイヤー / 2024年12月4日 14時5分
路面吸音特性による音圧レベル変化のイメージ
自動車の騒音規制の国際基準(UN R51-03 Phase3)が2024年から施行され、自動車騒音のさらなる低減が求められています。そして今後、普及が予想されるEVではエンジン音が発生しないため、タイヤから発生する音の寄与率が相対的に高くなります。このためタイヤの静粛性能の向上が今まで以上に求められています。
当社ではこれまでもタイヤの静粛性能を追求してきました。タイヤ内部の空気が共鳴して発生する「空洞共鳴音」を低減する独自技術の「サイレントコア」※5の採用や、タイヤと車両の相互の振動によって発生する音の低減に関するシミュレーション技術の開発※6などです。また、走行する車両のタイヤ付近の空力性能を最適化するタイヤ形状の開発においても独自のシミュレーション技術※7を駆使しています。
今後もシミュレーション技術を進化させ、EVタイヤなどの高機能タイヤ、モデルベース開発など多様なユーザーニーズに迅速に対応するとともに資源の有効活用により、地球環境に優しいタイヤ開発を進めてまいります。
当社は2023年3月に、タイヤ事業における独自のサーキュラーエコノミー構想「TOWANOWA(トワノワ)」※8を発表しました。「TOWANOWA」はバリューチェーン上の5つのプロセスからなる「サステナブルリング」と各プロセスから収集したビッグデータを連携させる「データリング」で構成されており、二つのリング間でデータを共有・活用することで新たな価値提供を目指します。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412020956-O4-l04Z6R0G】
今回のシミュレーション手法開発では「企画・設計」プロセスを通じて得られたデータを活用して、より静粛性能の高いタイヤ開発が可能となり、性能向上と資源削減が図れます。
「TOWANOWA」を通じ、住友ゴムはESG経営の推進を更に加速させ、2050年のカーボンニュートラルの実現と持続可能な社会の発展に貢献していきます。
※1 実際のタイヤによる計測値とシミュレーション予測値の計測全周波数における音圧レベルの総和での比較
【試験条件】 ●タイヤサイズ:265/55R20(テスト用タイヤ) ●空気圧(kpa):230 ●路面:ISO模擬路面 ●場所:住友ゴム工業㈱ タイヤテクニカルセンター ●試験方法:ドラム試験機上でタイヤを転動させ、タ
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