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MSCI:サステナビリティ・気候変動 注目のトレンド2025

共同通信PRワイヤー / 2024年12月12日 16時2分


量より質を重視

·       MSCI Carbon Marketsによる4,000以上の自主的カーボンプロジェクトの分析から、償却したクレジットの47%が低評価のプロジェクト(B以下)のものであることが明らかになりました。しかし、低評価のクレジットが減少し、高評価のクレジットが増加するなど、カーボンプロジェクトの十全性は向上しています。新規の案件ではさらに十全性の高いプロジェクトが増えています。

カーボンクレジットの使用が多い企業は優れた気候指標パフォーマンスを達成

·       カーボンクレジットを使用している企業は、スコープ1およびスコープ2の排出量を年間3.6%削減した一方で、非使用企業は1.5%にとどまりました。APACにおける排出量の削減ペースは、クレジット使用企業(-2.4%)が非使用企業(-0.6%)の4倍早く、クレジット使用企業の方が排出削減のパフォーマンスが優れていることが示されています。

新たな需要源の台頭

·       国・地域別のカーボン市場は、コンプライアンス用のカーボンクレジットの使用に慎重な姿勢を示していますが、中にはクレジットの使用を支持する国もあります。APACでは、オーストラリアが排出税や取引制度の一部として国内のカーボンクレジットを10年以上前から取り入れており、シンガポールでは2024年に課税対象排出量の最大5%までカーボンクレジットを認めました。


生成AIモデルの「データ取り放題」は終了へ

企業のAI支出は2025年までに倍増する見込みですが、投資家や規制当局はそれほど楽観的ではないかもしれません。企業はリターンや透明性の確保に対するプレッシャーに直面し、膨大な量のデータは同時に大きな課題ももたらします。「自由競争」の終焉によって、しっかりとした基盤を持つ企業と、短絡的な企業の違いが明らかになることでしょう。

·       来年には主要市場でAIに特化した新たな法規制が導入されることから、既存のプライバシー法に加えて、データへの合法的なアクセスに対するさらなる規制上の制約が導入される可能性があります。

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