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がん罹患経験のある働く女性を対象にした「がん治療中の肌ケアに関する意識調査」

共同通信PRワイヤー / 2025年1月21日 9時0分


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202501203118-O6-EJU22q8G


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3. 肌ケアで効果を感じた人の約8割に、人とのコミュニケーションや治療に「前向きになれた」などポジティブな心境の変化が。


 肌ケアを行った結果、その効果を「実感した」(実感した+どちらかというと実感した)と回答した人のうち、約8割が「前向きになった」や「QOLが向上した」など、心境への変化があり【図7】、中でも「人とのコミュニケーションに前向きになれた」が最も多い回答となり、「治療に前向きに取り組めた」と「QOLが向上した」が続きました【図8】。


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4. 村橋紀有子先生に聞く「がん患者さんにおける肌ケアの重要性とは」


 抗がん剤などの化学療法によって起こる脱毛やその他外見変化に悩む人々の苦痛を軽減する支援を行う一般社団法人アピアランス・サポート東京のアピアランス・サポート相談室 室長 村橋紀有子先生へ本調査を踏まえて「肌ケア」についてご解説いただきました。


がん治療中の「肌ケア」の実状

 アピアランス・ケアにおいて多くの患者さんが悩むのは、外見の変化が目に見える脱毛の問題です。治療の後半に近づくにつれ、肌の変化も徐々に現れますが、多くの人が脱毛に気を取られ、肌ケアへの意識が後回しになっているのが現状です。


がん患者さん「肌ケア」の3つのポイント – 保清・保湿・保護

 がん治療によって全身の乾燥が進むため、「肌ケア」では保清・保湿・保護の3つを意識することが重要です。治療中はバリア機能が低下し、肌トラブルが起こりやすくなる傾向にあるため、通常のケアに加え、保湿や保護を強化したケアが必要です。保湿成分の高い入浴剤を使用することや、家事の際に手袋をする、また、治療中の日焼けは肌へのダメージを大きくするため、できるだけ日焼けを防ぐ対策をするようお勧めしています。例えば、お子さんの送り迎えや洗濯物を干す際など、日常のちょっとした場面でも注意が必要です。肌を清潔に保ち、保湿で肌のバリア機能を整え、外部刺激を防ぐことは、治療中の生活において非常に重要となります。

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