注意欠如多動症(ADHD)中核症状の緩和に効果的な認知行動療法の技法を発見
共同通信PRワイヤー / 2025年2月3日 15時0分
本研究は、日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(B)(JP22H00985)、公益財団法人母子健康協会小児医学研究助成、公益財団法人武田科学振興財団2022年度医学系研究助成、鹿児島大学若手研究者支援事業及び鹿児島大学研究教授・研究准教授制度に基づく⽀援を受けて⾏われました。
〈参考図〉
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202501213134-O1-P6GdYWha】
図1. 治療レベルのネットワークグラフ
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202501213134-O2-91jpy3NA】
図2. ADHDの中核症状緩和に効果的な認知行動療法の構成要素を組み込んだ、
子どもと保護者のためのインターネット治療プログラムのユーザーインターフェース
〈用語解説〉
注1) システマティック・レビュー: 公表されている全研究を網羅的に探し出し、それらを客観的な基準で評価し、総合的にまとめる研究方法。複数の研究によるエビデンスを統合することで、より信頼性の高い結論を得ることができる。
注2) ランダム化比較試験: 新しい治療法の効果を調べるために、参加者をいくつかのグループに無作為に割り付けて行う臨床試験。参加者の年齢、性別、病気の進行具合などを、グループ間で条件を揃えることで、新しい治療法の効果を他の要因の影響を受けずに純粋に評価できる。
注3) コンポーネント・ネットワーク・メタアナリシス: 複数の研究結果を組み合わせて、より多くの情報を得るための高度な統計手法。認知行動療法は、心理教育、認知再構成、組織化戦略、マインドフルネス、問題解決技法など多様な技術が含まれた複雑な治療である。この手法を使うと、複数の研究結果を一つの枠組みで分析し、認知行動療法全体の効果だけでなく、認知行動療法を構成する技法の効果まで正確に評価できる。
注4) 注意欠如多動症(Attention-Defect/Hyperactivity Disorder, ADHD): 不注意、多動性、衝動性といった特徴が、日常生活に支障をきたす神経発達症(発達障害)。
注5) 認知行動療法:問題を維持している「認知(知覚・注意・意識・思考・イメージ・記憶)」や「行動」に注目し、それらを改善することで、心の病や問題を解決していく精神療法。治療者と患者が対面で実施する個人認知行動療法は、うつ病、強迫症、パニック症、社交不安症、摂食障害、PTSDなどの精神疾患に対して有効性が確立している。
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