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保津川下り事故1年で法要、船頭2人の冥福祈る「安全運航、責任と自覚を」

京都新聞 / 2024年3月28日 10時52分

転覆事故で亡くなった船頭2人の一周忌法要で、遺影に手を合わせる参列者(28日午前8時22分、亀岡市保津町・保津川遊船企業組合事務所)=撮影・梶井進

 京都府亀岡市の桂川(保津川)で「保津川下り」の船が転覆して船頭2人が亡くなった事故は、28日で発生から1年となった。同市内にある保津川遊船企業組合の事務所では一周忌法要が営まれ、船頭や遺族ら約90人が参列。遺影に手を合わせ、事故を繰り返さないことを誓った。

 

 法要は午前8時ごろから始まり、住職の読経に合わせて全員で静かに合掌した。祭壇には田中三郎さん=当時(51)=と関雅有(まさくに)さん=同(40)=の仕事中の写真が飾られ、参列者が焼香した。 

 

豊田知八代表理事は「2人の写真を見て、さまざまな思い出が浮かんできた。大切な仲間を失い、つらくて残念。私たちは安全運航を徹底しないといけない。責任と自覚を持って、長い伝統のある保津川下りを受け継いでいこう」と話した。

 

 事故は昨年3月28日午前11時ごろ、乗客25人と船頭4人が乗った船が、船尾の舵(かじ)を担った船頭の男性(37)=業務上過失致死傷の疑いで書類送検=が落水したため岩に衝突して転覆し、全員が川に投げ出された。組合は課題が指摘された救命具や無線機の変更、船体の改良などの再発防止策を取り、7月中旬に運航を再開した。

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