1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

小学校授業の「副読本」地元住民が編集 地域学習用、歴史や文化満載

京都新聞 / 2024年3月29日 13時30分

完成した中筋小学校の地域学習用副読本を披露する住民や児童ら(京都府舞鶴市公文名・中筋小学校)

 京都府舞鶴市公文名の中筋小学校が授業で用いる地域学習用副読本「中筋の昔と今」が完成した。地域住民が編集を担当し、地元の歴史や文化を満載。児童の愛郷心を育む一冊が出来上がった。

 住民でつくる中筋小創立150周年記念事業委員会が作成。中筋文化協会が2003年に発行した郷土誌を昨年から再編集し、読み仮名を付けたり写真を撮り直したりした。

 副読本では明治時代から続く学校の歩みのほか、江戸時代に盛んだった紙すきや神社・地蔵尊の伝説、京街道の道標など地域史を記した。ビー玉やくぎを使った昔の遊びや、わら細工を駆使する祭りにも触れた。在校生が取り組んだ地域の探究活動の記録も載せた。

 このほど同小学校体育館で開かれた贈呈式で、編集代表の水嶋純作さん(74)は「地域を知ることで地域や学校を好きになってもらえたらうれしい」と委員一同の思いを語った。6年の女子児童(12)は「地元を詳しく知れそうでうれしい」と喜んでいた。

 A4判で175ページ。200部発行し、ウェブサイト版も作成する。児童が総合的な学習の時間などで活用する。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください