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「丹波くり」使った白あんまんじゅう 地元の小学生が和菓子店と開発、「道の駅」で販売へ

京都新聞 / 2024年4月1日 6時0分

客からの注文に応じて商品をカゴに入れる児童たち(京丹波町曽根・道の駅「京丹波味夢の里」)

 京都府京丹波町の瑞穂小の3年生が地元の菓子店と共に、特産品の栗を生かした和菓子を開発した。お披露目を兼ねた販売会では児童が買い物客に商品や地元の魅力をPRし、約30分で完売する人気ぶり。4月以降、町内の道の駅などで販売される予定という。

 同小では、3~6年の児童が「10年後の京丹波町を考える」というテーマで取り組んでいる。3年生17人は人口減少といった町の課題や特産品について学んだ。

 学習を通じ地元産品を使ったお菓子で町外に魅力を広めたいと考えた児童たちは、同町橋爪の和菓子店「山下秀製菓」に協力を依頼。商品のアイデアを店主の山下肇さん(55)にプレゼンし、試作してもらうなど試行錯誤を経て新商品が完成した。

 「京丹波くりまんじゅう えがお」は1個200円。白あんに町内産の栗を使った渋皮煮を入れ、しっとりと軟らかな食感に仕上げている。子どもでも食べやすいよう、あんには砕いたチョコレートも加え、甘さと歯ごたえにアクセントをつけた。

 3月15日に同町曽根の道の駅「京丹波味夢の里」で催した販売会では、470個を用意。児童が店先で商品を紹介するカードを配って宣伝し、商品棚の前に大勢の買い物客が列を作った。

 大阪府高槻市から同駅を訪れた女性(21)は「商品を紹介してくれた子どもたちの地元を思う気持ちが素晴らしい。町の特産品を知るいい機会になる」と早速購入していた。

 3年の児童(9)は「予想以上の早さで売れてびっくり。みんなで考えた自信作なのでうれしい」と笑顔で語った。

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