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特別養護老人ホームで入所者を虐待、介護報酬の不正も 兵庫県の法人を行政処分

京都新聞 / 2024年4月4日 13時31分

滋賀県庁

 滋賀県は4日、近江八幡市の特別養護老人ホームで入所者を不当に身体拘束する虐待や介護報酬の不正請求があったとして、兵庫県神河町の社会福祉法人「宝寿会」に対し、5月から新規利用者の受け入れを6カ月間停止させる行政処分にした。近江八幡市も同日、同様の処分を出した。

 同法人は近江八幡市内で特別養護老人ホームの「四季の郷」と「漫遊の郷」、ショートステイの「四季の郷短期入所生活介護事業所」を運営している。特養とショートステイの四季の郷は県が、漫遊の郷は近江八幡市が所管している。

 県によると、特養の四季の郷で2023年5~6月、認知症の男性入所者1人がおむつを触る行為などを防ぐため、上下つなぎの上着などを着用させたが、着用の妥当性を審議する介護保険法上の手続きを経ておらず、虐待にあたると認定した。

 また、特養の四季の郷に常勤の看護職員を置かずに漫遊の郷と兼務させていたが、それぞれに常駐しているとして不正に加算請求していた。さらに両特養では、入所者に処方された薬を他の入所者に服用させる行為があった。

 県と市は今後、不正請求額を精査して返還を求める。

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