【癒されるハラスメント!?】ネコハラ体験してみませんか
KYTニュース / 2025年1月11日 11時0分
ネコから作業を邪魔されることを「ネコハラスメント」略して「ネコハラ」と言うそうです。迷惑なものと思いきや、可愛らしい姿に癒されるとSNSを中心に大人気です。そんな「ネコハラ」を体験できる空間が指宿市にあります。癒されたい方、必見です。
■ネコが仕事の邪魔をする!?
指宿市にある「コワーキングスペースネコハラ」。2022年にオープンしました。いったいどんなハラスメントを受けられるのでしょうか?たくさんの「ネコハラ」を受けちゃいました。いつも、だいたい10匹ほどのネコが暮らしています。
実は、ここにいるネコは全て元野良ネコや捨てネコです。店主の鍵山 めぐみさんは、ネコに予防接種や不妊・去勢手術を受けさせ、保護しています。
(店主・鍵山 めぐみさん)
「いつも暮らしている場で里親候補に会えるように、こういった場所があるといいなと思いました」
ここは「ネコと里親をつなぐ場所」です。
(店主・鍵山 めぐみさん)
「膝に乗って来たりを体験したら連れて帰りたくなるだろうと思って。猫たちが普段の自分を伝えられる場所を作りたいと思ってここを作った」
お客さんもこの笑顔。
(客)
「人慣れしてる子たちばかりネコカフェとかたくさんあると思いますが、こんなに人懐っこいのは初めて」
■看板ネコをご紹介!!
(店主・鍵山 めぐみさん)
「だれでもどこでも大丈夫。譲渡会に連れて行っても、誰に抱っこされても平気。〝かりんとう”だけはいつでも平気でここの看板ネコ」
次は、「トラ」です。
(店主・鍵山 めぐみさん)
「最初にネコハラをオープンしたときからいる最初のネコ。大きくて甘えん坊でボス意識、縄張り意識が強い」
最後に紹介するのは「つみれ」!
(店主・鍵山 めぐみさん)
「すごく落ち着いた子だが、喧嘩っ早くてさっきのトラちゃんとけっこう揉めたりしてま
す。気が強い女の子です。目がブルーグレーですごくきれいですよ。ただ、めったに目を開かずずっと閉じているので、なかなか見られないが、目を開いたらすごくかわいい」
他にもたくさんのネコがお待ちしています。
■鍵山さんはなぜ保護ネコを!?
(間世田 桜子アナウンサー)
「車で10分ほどの場所にやってきました。出迎えてくれるのは、かさご店長です」
こちらも鍵山さんが経営するカフェ「はちわれ農園」。コワーキングスペースに出すには まだちょっと早いネコたちが暮らしています。まずはケージの中で人に慣れてから「ネコハラ」デビューをします。中には、こんな子ネコたちも…。なにごとにも興味津々の、やんちゃ盛りです!この子はミルクの“立ち飲み”がお気に入り。いまは合わせて約60匹のネコを飼育しています。年間の医療費だけで約150万円…。
手間もお金もかかる保護ネコ活動、始めるきっかけとは…。
マンゴー農家の鍵山さん。元々、市役所で働いていましたが、6年前に父親が亡くなり、跡を継ぎました。活動を始めたきっかけは、農園に住み付いていた野良ネコの存在です。
(店主・鍵山 めぐみさん)
「飼おうと思って野良ネコを拾ったが早くに亡くなってしまって、その子にできなかった分を、他の野良ネコにしてあげたいと思ったのがきっかけ」
活動の費用を賄うため、カフェをオープン。人気メニューはたまごサンドとフルーツサンド。首輪やTシャツなどのグッズも揃え、売り上げはネコの食費や医療費に充てています。
(客)
「すごくいい場所だと思った。すべてのネコが幸せに暮らせたらいい。これが全国に広がっていけば良い」
これまでに約150匹の里親を見つけてきました。
(店主・鍵山 めぐみさん)
Q子供みたいなネコが里親にとはいえ旅立っていくというのはどんな気持ち?
「寂しくて、慣れてから人懐っこくなって甘えるようになってという段階で手放すので、正直手放したくないことはいっぱいある」
今は、新しい保護施設をつくる為に奔走する鍵山さん。もっと多くのネコを保護していきたいと言います。
(店主・鍵山 めぐみさん)
「生活の一部というかずっと一緒にいるので、仕事中でも。ちょっと触らないだけで物足りないという感じなので、なくてはならない存在」
たくさんのネコに会える夢のような空間。あなたも「ネコハラ」を体験してみませんか?
(KYT news.everyかごしま 2024年5月23日放送)
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