巣ごもりで心が不安定に？心を潤わせて回復力をつけるヒント

巣ごもり生活が長くなると、気持ちが不安定になることがあります。ミニマムリッチコンサルタントの筆者が、心にうるおいを届けて回復力をつける方法をご提案します。

■「いいこと」を抽出する

人は防衛本能が強いので、上手くいかないことや思い通りにならないことなどの「ない」ということに焦点をあててしまいます。ですが、「ある」ということに焦点をあてると、幸せの沸点は低くなり心穏やかでいられます。

「今日も美味しいご飯が食べられる」「ゆっくり寝る場所がある」「愚痴を聞いてくれる友人がいる」など、「いいこと」を抽出してみてください。

■上質なものを普段使いする

「使うのがもったいない」と、箱に入れたまま使っていないお皿やカップ、大切なお客様用にとストックしている茶葉やタオルはありませんか？　これらを自分のために普段使いしてみます。

もし、そういったものがなければ、おもてなしの心がこもった小さなギフトを自分へ用意しましょう。「バラの花びらの入浴剤」や「有名店のショコラ」など、ちょっと贅沢で非日常感のあるものです。

とっておきの上質なもので自分をもてなす丁寧な時間は、明日への活力になります。

■マイ・フェイバリットコーナーをつくる

部屋の一角でいいので、お気に入りのものだけを集めて「マイ・フェイバリットコーナー」をつくります。小さなティーテーブルの周りだけ、または、パソコン机の上だけでもいいのです。

海外で買った置物やお気に入りのひざ掛け、テンションの上がる筆記用具などの心がうるおうものを厳選し、余計なものは置かないようにします。自分の心が喜ぶような、とっておきのコーナーをつくってみてはいかがでしょうか。

「心が愉しむことは、どんな美容法にもまさる効果があります」と、マザー・テレサもいいました。楽しめない時や落ち込みがちな時ほど、好きなものやときめくことを大事にしたいですね。

※ミニマムリッチ＝「上質なものを少しだけ」の意味です。日常の中での意識を少し上質に変えるだけで豊かになれます。

（ミニマムリッチコンサルタント　横田真由子
株式会社ケリングジャパン（旧 ＧＵＣＣＩ　ＪＡＰＡＮ）で販売スタッフとして有名人やＶＩＰ客の担当となり、3年で店長に昇格。独立後「上質なものを少しだけ持つ人生」＝「ミニマムリッチ®ライフ」を提唱する。）