豆乳はダメ!?イソフラボンを効率的にとれる食べ物って?
つやプラ / 2016年3月19日 20時30分
女性ホルモン様作用があると言われ、女性の健康と美の強い味方の大豆イソフラボン。だけど、大豆食品に含まれるイソフラボンが、全部そのまま吸収されるわけではないのをご存知でしょうか? なんと、摂取したうちの2割程度しか吸収されないことも。でもご安心を! イソフラボンを効率良く摂れる大豆食品がちゃんとあります! イソフラボンのプロフェッショナル企業に勤める筆者が、詳しく紹介します。
■「イソフラボンが摂取しても吸収が難しい」のはなんで?
実は、大豆に含まれるイソフラボンは、そのままでは吸収されません。摂取したイソフラボンは、腸内細菌によって小さく分解されて初めて吸収されますが、「腸内細菌によって」というのがポイント。これはつまり、腸内環境の状態は人それぞれなので、イソフラボンの吸収率も人によって個人差があるということ。それでも約8割はなかなか吸収されず、悲しいかなそのまま尿と一緒に排出されてしまうと考えられているのです……。
■「吸収が難しい」はほとんどの大豆食品に当てはまる!?
豆腐、豆乳、油揚げ、厚揚げ、納豆など、私たちにとって身近な大豆食品。畑の肉とも言われるほどタンパク源としても優秀ですね。ただ「イソフラボンを効率よく摂る」ということを目的とした場合は残念ながら、実はどれも難しいのです。これらの大豆食品に含まれているのは、先ほどご説明したように、そのままでは吸収するのが難しいイソフラボンです。腸内細菌の力を借りて、吸収しやすい大きさまで分解してもらわなければなりません。
■イソフラボンを吸収するのにもっとも優秀な食品って?
正解は「味噌」! 数ある大豆食品の中でも唯一といっても過言ではないほど、イソフラボンの吸収に関してはダントツに優れています。というのも、味噌は大豆を麹菌で発酵させて作られた発酵食品。麹菌が腸内細菌の代わりに、予め吸収しやすい大きさまでイソフラボンを分解しているためです。なんと、味噌に含まれているイソフラボンは約8割は吸収されると言われています。ちなみに納豆も発酵食品ですが、発酵期間が短いため、すべてが吸収しやすいイソフラボンには変わっていないと考えられています。
■結論!豆乳よりもお味噌汁がオススメ
イソフラボンを意識して「豆乳」を飲んでいる人は、「お味噌汁」へのチェンジがおすすめです! お味噌汁なら腸内環境にもやさしく、まさに一石二鳥!
いかがでしたか? 自分の腸内環境に左右されず、効率的にイソフラボンを摂ることができる味噌を、積極的に毎日の食事に取り入れてみましょう。
(ホリスティックビューティインストラクター 吉田容子)
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