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「ドラえもんが青くなった理由」←世代ごとに「設定が違う」という衝撃!

マグミクス / 2022年12月17日 17時10分

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■「ショックで青ざめた」「もともと青い」「メッキが取れた」…?

 全世代に愛されている「ドラえもん」は、まん丸の青いボディがとってもキュートなキャラクターですが、彼が「青くなった理由」をご存知でしょうか。そんなの簡単……と思われる方も多いかもしれませんが、実はこの答えは世代によって異なるのです。

 いったい、どういうことでしょうか。詳しく見ていきましょう。

 まず1976年6月30日発売のコミックス11巻のP176-177を開きます。ここでドラえもんに耳がないのはネズミにかじられてしまったから、というかの有名なエピソードが明かされます。そしてこの出来事こそドラえもんが青くなった理由と直結しているはずなのですが……11巻の時点ではその描写はありません。

 ドラえもんの色は耳をかじられる前後で変化はないのです。つまりこの11巻直撃世代からすれば、そもそもドラえもんが青くなったという設定自体、なじみがないと言えます。

 そしてほぼ同時代。F先生のチーフアシスタントであった方倉陽二さんが描かれた『ドラえもん百科』では、方倉さん独自のアイデアで「ネズミにかじられた自分の姿をみて青ざめた」という設定が追加されました。長らくこちらの設定が公式・非公式の垣根を超えて一般に定着することになりました。

 そして1995年3月4日に公開された映画『2112年 ドラえもん誕生』で大きな変更が加えられました。まずドラえもんの体色はこの時、「もともと黄色」という設定に。耳をネズミにかじられ、三日三晩泣き続けた結果、黄色の塗装が剥がれて青くなったという設定が採用されました。(筆者もこの設定がしっくりきます)。

 また、この設定はF先生も「本作が決定版です」と太鼓判が押されました。さあ、これで設定は揺るがないものになったかと思えば……再び変化が訪れます。

 声優陣交代後の2011年9月9日に放送されたアニメ「走れドラえもん!銀河グランプリ」のなかで再び「青くなった理由」が描かれます。その際、『2112年 ドラえもん誕生』の設定はここでは引き継がれずに、「ショックで青ざめる」という方倉さんの設定が再び採用されました。F先生に太鼓判を押された設定でなく、あえてそちらを採る……非常に面白い展開を見せてくれたのです。これは近々、もうひと変化がありそうな予感がしてなりません。

 実は世代間によって違う「ドラえもんが青くなった理由」。あなたにとって馴染み深いものは一体、どれでしょうか?

(片野)

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