ネズミが大量発生した食べ放題店。バイト店員が“客を装って本社にクレーム”を入れた結果…――大反響・総合トップ10
日刊SPA! / 2024年4月30日 15時44分
写真はイメージです
日刊SPA!で反響の大きかった2023年の記事をジャンル別に発表してきたが、今回は総合トップ10。初回とランキング発表時の反響をあわせて集計、本当にスゴかった記事を発表する。第4位はこちら!(集計期間は2023年1月~2024年3月。初公開2023年7月15日 記事は取材時の状況) * * *
新型コロナウイルスが5類感染症扱いとなり、街の飲食店では一昔前の賑わいを取り戻している。そんななか、都心の飲食店は「ネズミの大量発生問題」に直面しているようだ。
飲食店におけるネズミ発生問題は、以前から頭を悩ませていた店も多いだろう。かつては世間的に明るみにならなかった店も、ネズミの大群がゴミを漁っている動画がSNSに投稿されたり、バイトによる裏側を暴露する投稿などにより、決して人ごとではない事態に陥っている。
今回お話を聞いたAさんも、以前アルバイトしていた飲食店でネズミが大量発生し悪戦苦闘した経験があるという。ただ、そこには単にネズミとの戦いだけでなくお店との攻防もあったそうだ。
◆朝は捕獲したネズミの処分から始まる
Aさんが5年ほど前にアルバイトとして働いていたのは、さまざまな食材をバイキング形式で楽しめる某飲食店。繁華街にあるお店ではなく、郊外にある駐車場が完備された店だった。
あるときから、お米や小麦粉の袋がカジられ中身が食べられているなど、あきらかにネズミが存在している形跡が見られるようになり、対策を講じることになったという。
「当時の店長が、責任を問われるのが嫌だったのか、上司であるエリアマネージャーには報告せず、独断でネズミを捕獲する罠を購入してバックヤードに設置したんです。罠を仕掛けるようになってから、朝出勤するとほぼ毎日のようにネズミが引っかかっているので、捕獲されたネズミを処分することから一日が始まっていました。『嚙まれたりでもしたら死に至る危険性がある』という話があったので、絶対に素手で触らないように気をつけながら、袋に水を溜めて罠ごとそこに突っ込んで溺死させます。害獣とはいえ、ちょっと残酷ですよね。ギリギリ息をしているくらいのネズミならまだしも、捕まったばかりで元気いっぱいに威嚇してくるようなネズミもいたんで……。朝からこの作業は正直メンタルやられました」
◆状況は悪化するも一向に動かない店長
飲食店で働いているのに、朝はネズミの駆除から始まる一日。毎朝のように駆除しているにもかかわらず、罠にかかるネズミは日に日に増えていったようだ。さらに、捕まる前のネズミを直接目撃することも多くなってきたという。
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