もしビビが今の「麦わらの一味」に再加入したら 「気まずい件多すぎない？」

■「過去は過去」と流せるか？

『ONE PIECE』では、これまで数多くのルフィの仲間になりそうなキャラが登場しました。ルフィは第1巻で仲間について、「10人はほしいなァ！！」と言っていましたが、現在の麦わらの一味はルフィを含めて10人です。となると、もう1名が仲間に加わる可能性があると考察されています。

　以前からネット上で「今度こそ正式に仲間になってほしい！」との意見があがるのは、一時期は麦わらの一味と行動をともにした期間もあったビビです。しかし、彼女は海賊としての冒険よりも、アラバスタ王国の王女としての責任を果たすことを選んだ立場であり、さらに「世界会議」終了後に行方不明になってしまいました。

　いろんな問題もあって、彼女の一味再加入の可能性は、どんどん低くなっています。ただ、仮にそれらの問題がなくなったとしても、「ビビが『今の麦わらの一味』の仲間になったら色々と気まずいのでは」と、ネットで話題になっています。

　かつてビビは、バロックワークスのボスであるクロコダイルを倒し、王国の乗っ取りを防ぐため、エージェント「ミス・ウェンズデー」としてバロックワークスに潜入していました。麦わらの一味に助けられてからは、クロコダイルを倒すためにしばらく一緒に行動しており、ビビとの別れの場面は『ONE PIECE』屈指の名シーンとして人気です。

　そんなビビが現在の麦わらの一味に入ると、かつてバロックワークスに加担していたニコ・ロビンと一緒になってしまいます。あくまで「歴史の本文（ポーネグリフ）」の探索目的で、クロコダイルと行動をともにしていただけとはいえ、「アラバスタ編」ではバロックワークス・副社長「ミス・オールサンデー」だったロビンは完全に悪役で、ビビから見れば国を乗っ取ろうとした相手です。

　ネット上では「ビビとロビンが仲間になるのは、絶対に気まずいと思う」「会話が続かなそう」「事情話せば何とかなるだろうけど、ロビンもイガラムのこと危険にさらしたし、ビビに『国を救おうとしている王女様が、あまりにもバカバカしくてね』とか暴言吐いたしなぁ」という意見がありました。

　またロビンだけでなく、ビビにとって「気まずい相手」と言われているのはブルックです。かつてビビがバロックワークスに潜入していたときに、クジラのラブーンを食料にしようとしたことがありました。潜入していた身とはいえ、ラブーンの腹のなかで大砲をぶっ放すなど、食べようとしていたのは本気だったようです。

　かつて普通の海賊だった頃に子供時代のラブーンと出会い、50年以上たった今でもラブーンと再会することをずっと夢見ているブルックですから、ビビが食料にしようとしたことを知ったら……。そんな展開を予想するファンは「美女だから『パンツ見せてください』で許すのか、許容範囲越えるのかどっちだ」「ブルックが気にしなくても、真面目なビビ側がかなり落ち込みそう」と、ふたりの邂逅を心配していました。

　また、麦わらの一味の過去を振り返ったことで、「ルフィもラブーンの頭にマスト刺してたけど、そのことはブルック知ってるのかな」「ルフィはエース救いに行く過程でクロコダイル脱獄させたけど、ビビはその件どう思ってるのか」「ウソップはフランキーの子分にボコボコにされた件、よく許したな」「ジンベエが王下七武海に加入したことでアーロンが恩赦で釈放されて、その後ココヤシ村に向かったわけだから、ナミとジンベエもよくよく考えたら気まずい」「ゾロとルフィだって、一度勘違いでガチで戦ったし」と、さまざまな「気まずいつながり」についての意見が出たようです。

　結局のところ「ビビもルフィたちも、そんな過去を気にする人間ではない」というのが結論ですが、「それにしても麦わらの一味の関係性は複雑」「離れていた2年抜いたら、実質は数か月程度の関係性なのに結束すごい」「それぞれの人間力あってこそ成り立ってるな」と、感心されていました。最終章の長さにもよりますが、もしビビがまた仲間になった場合、ロビンやブルックとどんな絡み方をするのか注目が集まりそうです。

（マグミクス編集部）